表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
二章 開拓
105/213

104話 圧倒的強者達4

 前回。

禍々しい剣……呪いとかあるのかな?

澪達の状況を見るために視線を向けてみると、無傷のまま無力化していた。女神は澪達を「お姉様……」とか言っているが男神は何故かはわからないが蹲っていた。


その周囲には様々なものが突き刺さっている。氷剣、嵐槍、聖斧等々明らかに拷問用具らしきものもあるが見なかったことにしよう。


そしてこちらの視線を感じ取った澪達は手を振っている。それをみた女神達は「お姉様達が嬉しそうに手を振る殿方が!?」とドームで見えなくなっているはずの場所を見ている。


なんでこっちが見てることわかるの?千里眼で見てるだけだからあれだけど……一応視線とか遮断する効果つけてるのによく気づいたな。


「なんだなんだ、あそこにいる嬢ちゃん達はレンの嫁さんか?こりゃ全員美少女じゃないか。よく捕まえたな!」


がははは!と笑いながら背中を叩いてくる。


いや自分はなにもしてないです。気づいたらどんどん増えていったんです。


「そうなのですか?それより皆さんの種族が希少種過ぎてよく見つけられましたね。レンさんも明らかにそれ以上の希少種のそれじゃないですか」


「そうそう、まさか黄金覇龍だったとはな。あそこにいる龍神の嬢ちゃんは暗黒覇龍だろ?いやー王と女王が揃う日が来るとはな!俺達はついてるぜ」


そんなことどうでもいいと言うようにレンはどんどん邪悪なオーラが高まっている剣神に目を向けた。


……こんな奴だったっけ?


最初に見た姿とは明らかに違う姿をした剣神が禍々しく変化した剣を振っていた。肌が黒く変化し、目の色も最初に見た青から黒に変わっている。額には悪魔のような角が生えていた。


「ありゃあ邪神かしたな。ああなっちまったら正気に戻るかしないと元には戻れねぇんたがあいつは自分の意思で邪神になったな。助けようのない奴だ」


レンはこのまま放っておくのもダメだと思い、久しぶりに嵐神王太刀を召喚した。


「……あれ、変わってる?」



嵐神覇王太刀(らんしんはおうたち)

『神殺し』『時空殺し』『纏白蒼嵐』『嵐創造』『不壊』『神速』『分身』『虎神狩り』を持つ、時空をも切り裂く白蒼の嵐を凝縮した本人が持っていないと近づくもの全てを切り裂くために勝手に動き出す大太刀。所持者が神化したことにより昇格された。



「なんかかっこよくなってる。刀身に虎の模様が入ってて……」


今にも動き出しそう。という言葉をぐっと抑えた。鑑定したときに書いてあったのだ。勝手に動き出すと。


「おいおいその刀にはあの邪剣じゃあ勝てないな。というか斬りかかったら逆に邪剣が切れちまう」


口を開いた大聖神がそう言う。念のため邪剣を鑑定したが弱いとレンは思ってしまった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ