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絶望した化け物は危険区域に住み着きます  作者: 不知火雫月
二章 開拓
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103話 圧倒的強者達3

 前回。

兄さん、いい人過ぎる……!

「何で攻撃が入らねえんだ!序列十一位から十四位までの神の攻撃だぞ!?十分も攻撃しているのになぜ壊れない!」


レンと大海神へと昇格した海神が話しているうちに、剣神の怒りは持っている剣を歪んだものに変えてしまうほどになっていた。


同時に攻撃している神達は、攻撃はしているのだが絶対に敵わない敵だと気づいていた。そして今見ている海流から海神の神力も感じられていた。それも一つ上の存在に昇格して。


だが彼らは攻撃を止めない。剣神に諦めたと思われないために。レンという神が出てきたら降伏すると決意して。


それから約五分がたち、海流のドームが解除された。ドームが消えるとそこには大海神となった海神とレンが立っている。


「やっと出てきたか、何してたかは知らねえが死にやがれ!」


剣神は邪悪なオーラを纏いながら大振り斬りかかってくる。それを白虎王から神化した白虎神の姿になり、白蒼の嵐で真横へと流す。その動きは精練された動きに見えたようで大海神は「おお!」と驚いていた。


「ちっ!」


剣神はすぐさまその場から飛び退き禍々しく変化した剣を構える。


「あなたがレンでいいんですよねぇ?海神もなぜか昇格しているみたいですけど……私たち三人は降伏しますよ。あなたに勝てるどころか大海神にも傷を与えることが出来るかわかりませんし」


暗殺神、魔神、聖神はその場で膝待ついた。それをみた剣神は何やら怒鳴っているがまぁそれは無視だ。


「俺からも頼むぜ。剣神は違うがこいつらは俺の幼馴染みでな。小さい頃からずっと一緒なんだわ」


「兄さんがそういうならいいですよ」


「「「兄さん?」」」


あ、まだ説明してなかった。


レンは剣神がぶちギレて攻撃しようと動いたので四人も囲む白蒼の嵐の結界を張る。


「そういえば今の姿は白虎神のそれなんだな。耳と尻尾もあるから威厳とかあまりないな」


「それを言わないでよ。でもこの姿になるの始めてだからなんとも言えないけど、他の姿になる?」


「まだあるのか、今度見せてくれ」


レンは首肯して三人の神に説明していく。ドームの中で何があったかを。


説明し終わると三人の神も眷族にしてくれと言ってくる。なんでも、海神だけが強くなるのは納得いかないらしい。暗殺神はレンの白虎神の姿を見て触れたそうにしているがこの戦いが終わったらと約束すると下がってくれた。


眷族化した暗殺神達は昇格し、暗滅神、大魔神、大聖神になった。


レンはいまだに攻撃してきている剣神を無視したまま澪達の現状に目を向けた。


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