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異世界に転移した弱気魔法使いは吸血鬼の下僕になるそうです  作者: ジャスミン茶
第二章 水の使者は樹木の傷を背負う
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討伐終了後

「ふう、疲れたなぁ」

 僕は宿屋の階段を上がりながら肩を回す。


 あれから、また続けてやってきて大変だった。だけど、言っていた通り朝日が路地裏を照らすと短剣で斬る前に消えた。


 その後、報酬をもらいに終わったら来るように言われていた広場に行くと無事の人は何人もいたが多くが軽い傷から重傷を受けていて、救護班や治癒魔法を扱える人が忙しそうに走り回っていた。

 僕は傷を無かったので報酬を受けると治療の手伝いに回った。

 僕は薬を塗ったり、包帯を巻いたりした。


 治療している人からモンスター達が段々と強くなっている事や今回に被害の状況なども聞けたので手伝ってよかった。


 あらかた、僕が出来る範囲の治療が終わり、後は専門の人に任せて、宿屋に帰ってきた。


 港の建物や家には防御の魔法がかけられていて、住人はその建物や家の中に避難や大人しくしていたので無事だったらしいが、宿に帰る途中で見たが防御がかけられていない無人の家は半壊や崩壊していた。



 そして、僕は僕らが借りている部屋のドアノブを回すまで完全にユキユリの食事を用意し忘れていた事を忘れていた。


 もちろん、彼女がそれを許すわけはなく。


「ただいま。かえ、えっ、アーーー!!」

 僕はベットの上で熟睡しているユキユリの影にドアを開けるとともに足を引っ張られ、部屋の中央で逆さにつるされた。


 ああ、頭に血がのぼる。


 だけど、つるされたまま、何もしてこない。いや、何もしてこない事がやばい。


「えっ、これって放置ですか?」

 その答えは彼女の影がくいっと頷ずいた。

 軽く、絶望なのですけど。








 しばらく、つるされながらもたまに頭の位置を変えてくれたり逆さから直立に変えてくれたりと影のフォローがあって助かった。なんか、可愛く見えて来た。

 まぁ、僕がやっと、解放されたのはしばらく経った後だけど。


 頭に血がのぼってやばいんですけど。

 

 

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