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彼女の吸血の中で
すごく、短いです。今回は。
あと、続きを書くのが少しの間、遅くなると思いますがよろしくお願いします。
「実はあれにはな。話していなかった事があってな」
僕は首を傾げる。
「実はなあの行為には受けた者のより良い能力を、術やスキルを自動的に読み取り、行った者の物にすることが出来る。しかし、これには弱点があり、受けた者が術やスキルを発動している時、同じ時にしか使えない。発動停止もその者が停止しない限り停止しない」
あー、だから、ジャンさんが見ても彼女の情報が見えなかったのは僕の血を飲んでせいで、僕のスキルを常に使っている事になるのか。それだったら、僕のスキルも彼女の事も頷ける。