閃光が
お久しぶりです。
これからもゆっくり書いていきます。
よろしくお願いします。
ドォォォ!!!
ドォォン!!! ドォォン!!!
ドォォン! ドォォン! ドォォン!
化け物は巨大な腕を咲夜に振り下ろす。ただ、ただ、純粋な破壊反応で腕を鞭のように鉄筋のような硬さと重さを振り下ろす。何度も何度も。目の前に広がる地面を殺すように。押し潰すように弾丸の雨を降らしていた。
そこらに転がっていた石や岩も壁だった一部のレンガもその破壊により、無残に塵になった。
その地面の上に乗っているのは人間一人だけだった。
「っ、あぶなっ! っ!」
咲夜は自分めがけて攻撃してくる腕を、雨を、間一髪に避け続けた。
咲夜は避け続けている。弾丸の雨のような攻撃を彼は受けてない。彼に当たっていない。
一つ一つ彼はギリギリで避けている。
すると、突然、一瞬、化け物の攻撃が止まった。
だが、1秒後、化け物の拳に、手にビィリリッと電気を、雷を纏わせて、大きく拳を振るった。
それは、咲夜も同じ事だった。
彼は黒い小瓶を二つ化け物に目掛けて、投げた。
そして、咲夜は化け物の拳よりも早くナイフを投げた。
次の瞬間、咲夜のすぐ上に拳が落ちる瞬間、咲夜の投げた小瓶にナイフが刺さり、大音響、爆発の音共に、閃光が化け物を包んだ。