合流した時に
ゆっくり書いていきたいと思います。
「お嬢さん、大丈……うわっ……うん……大丈夫だったね。いらない心配だったね」
後ろを振り返ると彼奴の友人、キモい男が顔を強張らせて、立っていた。
「それは、何の心配じゃ」
「いやぁ、サクヤから君は大丈夫だって言ってたけど、心配で見に来たけど、うん。その足元に転がっている黒ずくめの男の塊見たら、無用な心配だったみたい」
キモい軽快な男は乾いた笑みを浮かべた。
「我がこのような者共に傷つけられる事があるわけなかろう」
二度とそんな事を言ってみるなよと目に込めて、その男を睨んだ。
「分かったから、話すごとに足元で倒れている男を踏みつけないでください。なんか、悲しくなるので!」
それは、お主の勝手であろうと言葉にしようとした瞬間、
バァーーーーーーーン!!!
館から、三階の部屋から、あやつがいた所から大きな音共に壁が崩れ、崩れた壁と一緒に何かが落ちていく。
落とされたそれは弧を描くように、下に落ちていく。
我はそれが彼奴だと地面に落とされた時に気がついた。