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異世界に転移した弱気魔法使いは吸血鬼の下僕になるそうです  作者: ジャスミン茶
第一章 雪が降る夜に咲くユリ
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元から、それとも、

「のう、お主はその者に復讐を終えたら、どうするつもりじゃ」

あの時、僕が毒を作っている時に彼女がそう訊ねてきた。

「僕は......」


ザシュ!

「ウァァァァアア!!!」


あれっ、僕はあの時なんて言ったんだろう。

でも、いいや。

それより、早く、早く、足に、腕に、手のひらに、足の間に、顔に、頰に、目に、頭に深く、深く刺して、斬り刻む。

相手は動かないけど、傷が早く消えてしまうから消えないように早くナイフを動かし、動かし、動かす。


「ギィヤァアア!!」

あいつが空気を震わせて、叫ぶ。




ああ、とてもうるさい。




でも、もっと、もっと、もっと、モっと、もっト、モっト、モット、モット、

クルシマセテヤル








嗚呼、しかし、なんか僕は今、






スゴクキモチイイ。


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