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異世界に転移した弱気魔法使いは吸血鬼の下僕になるそうです  作者: ジャスミン茶
第一章 雪が降る夜に咲くユリ
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クエスト完了からの落ちました

ダンジョンの中は昼間とは違い、草の暖かみが暗闇で失われ、残るのは不気味悪さだった。

僕はこの世界で暗闇でもはっきりと見える目薬を目にさし、モンスターに見つからないようにダンジョン内を回った。


今回、僕が退治するべきモンスターはゴースト系やスライムとは違う。

闇、影のモンスターだ。姿形は何にでも変化できるが大抵は狼に変化する。戦闘になると影を伸ばし遠距離からも近距離からも攻撃してくる。目を狙えば消えていなくなるらしい。

そして、魔法が効かないらしい。


僕、一応、魔法使いなんだけど。

確かに使えるのは初心者の火と水と風だけ。使えない魔法使いだけども。

いつも、杖じゃなくて、短剣とか使うけども、なんか、これ僕以外の方がいいんじゃないの。

これ、受けるクエスト絶対違うよね。

「はぁ、戻るのも時間かかるし、このままでいいや」

今後は、何があってもこんなクエスト拒否しようと決意して、改めて、ダンジョン内を回る。


「これで、終わりダァ!」


短剣を振り下ろし。

影のモンスターの目にめり込んだ刃は深く入り込んだ。


そして、短剣から手を離し、モンスターから少し離れる。


深手を負ったモンスターが最後の力で遅いかかる可能性がある。


だけど、モンスターが倒れて、短剣を残して消えた。

大丈夫だったようだ。


「これで、最後かな」

確認された影のモンスターは五匹で、その五匹を倒せば、クエスト成功になる。

そして、さっきまで、戦っていたモンスターが五匹目。クエストは無事終わった。これを受付の人に言えば、クエストは完了する。

モンスターが無事倒させたかは、ギルドの人のスキルがあれば、すぐに分かるらしい。


とりあえず、僕は何事も無く終わってホッとしてた。安心してた。


「はぁ、これで帰れ、うわっ」

るが出て来なかった。

だって、足場が急に崩れ、僕は崖に落ちた。

「嘘でしょう!」

本当に嘘でありたかった。

僕は叫び声と共に崖に落ちていった。


ああ、僕死ぬな。本当に今日は運が無い。

と叫びながら冷静に思った。


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