約束
いつもの教室にいた俺は、暇を持て余していたのかスマホをいじっていた。
授業を聞いて休み時間の∞
当たり前のような学校生活を送っていたのだが、今日全てが変わってしまった。
この日、いや明日だったのかもしれない、俺の人生が変わるある出来事が起こってしまった。
「おかえり、今日は夜勤があるから、先に夕飯食べとくのよ。」
いつものように家に帰った俺は親とも見向きもせず、部屋へ戻った。
ちなみに母は父と離婚して俺を含んだ2人兄弟を養うために夜勤をしている。
何もすることが無かったので、とりあえず、ゲームでもしようとしていた時だった。
「キーーーー」と音がなった。
例えて言うならヤカンのお湯が湧く音のようななんとも不快な音だ。
一瞬だったが確かにその瞬間、頭の中にある物がフラッシュバックした。
誰だこいつは、、、、高校生の男らしかった。
「俺はマジでお前のことが好きなんだ...」
「付き合ってくれ!」
「はい!」
照れくさそうに頭を上げた女の子は妙に見覚えのある顔だった。
いつも近くにいるような親近感というのだろうか...。
そのような物をかすかに感じた。
グサ!!!!!!
「お、おい!!血がでてるぞ!」
「キャーーーー」
包丁のような凶器を持った男がその女の子を刺した。
刺した瞬間に、俺に電気のような物が走った。
「痛い、、、なんで痛い、、、、俺はなにもされてないのに、、、」
「キーーーー」また音がなったと思ったときにはもう俺は倒れてたのか?
分からない。死んだのか?意識がとんだのは確かだと思う。
一体どれくらいあれからたったのか分からない。
気がつけばどこか分からないが町のど真ん中に立っていた。
「ここは、、、どこだ???」