第一話 7つの力
是非最後まで読んでくれたら幸いです。
「北山さん、本当にごめんなさい‼︎」
目の前で超絶美少女が土下座している。
俺、北山 浩暉はごく普通の26歳独身の社会人だ。働いているところは自分が起こした軍事機械の部品製造会社、月収320万円のやや高めの景気のいい工場の社長、ちなみに顔はイケメンである。高校は三流高校、大学は、早稲〇大学卒業でかなり頑張った。+重度の軍オタである。
「あのう...ここは何処でしょうか?あと何について謝っているのですか?」
俺は、さっきからずっとあたりを見回しているがあたり一面真っ白なのだ。
「は、はい。それはですね...」
「あ、その前に土下座やめてください。君のような可愛い子が土下座なんてやめたほうがいい」
「か、可愛いですか...」
超絶美少女は、微かに頬を赤らめる。
可愛い...俺の心拍数が上がる。落ち着け俺。こんな少女に手を出したら警察行きだ。自分に言い聞かせて、なんとか落ち着く。
「あの〜?」
「は、はい。なんでしょう?」
「質問のほうは...?」
「す、すいません‼︎」
勢いよく頭を下げる。
「まず、北山さんあなたは死にました」
「え?」
「しかも私のせいで...」
「それはどうゆうことですか!?」
俺は思わず大声を上げてしまう。
それもそうだ、いきなり死にましたなんて言われたら大声を上げずにはいられない。
まずは、話を聞くことにしよう。
「実は...」
超絶美少女から話を聞いたことを纏めとこうだ。
ここはいわゆるあの世で、目の前の美少女は、女神と言う存在らしい。死んだ理由としては、女神様はカキ氷を食べようとして氷を作ったのはいいがうっかり氷を人界に落としてしまい、たまたまいた俺の頭に激突したらしい...泣きたい。てか俺運悪すぎ。あ、そういえば元旦に伊勢で買ったおみくじには、頭の上要注意と書いてあったな...。
なので、ファンタジー世界でもう一度人生をやり直させてくれるらしい。
あと、お侘びとしてラッキー7の7つまでどんな能力でもくれるらしい。
「じゃあ早速選びますか」
俺は、なぜか吹っ切れて顔に笑みを浮かべていた。実は、異世界に行くのが楽しみなのかもしれない。
俺は、その後3時間かけて7個選んだ。
一つ目『兵器とそれらを扱う兵士を召喚する能力』
二つ目『召喚した兵器と兵士を使いこなす能力』
三つ目『召喚した兵器と兵士を運用・維持する為に必要な軍需品・資源・人・施設を召喚する能力』
四つ目『召喚した兵器の改造及び新兵器の開発が行える施設を召喚する能力』
五つ目『近代的な施設・道具・それを扱う人を召喚する能力』
六つ目『不老不死及びアメリカの特殊作戦部隊級の身体能力になる能力』
七つ目『国を作る能力及び維持、発展させる能力』
この上のものを選んだ。
俺は、思わず笑ってしまった。7つお見る限り分かるだろうが俺は異世界で国を作って無双する気まんまんだった。ちなみに俺は、少し戦闘狂で小中高のときは空手、柔道、剣道をやっていて相手をボコボコにするのが趣味だったりする。
六つ目の不老不死は、ただたんに死にたくないし、もし転移してすぐ死んだりしたら笑えないからだ。
「おい神様。これ大丈夫だよね?」
思わず興奮して敬語を忘れてしまう。
「ここ、これはいくらなんでも...」
「大丈夫だよね‼︎」
強引に押し切ろうとする。
「しかし...」
「ね‼︎」
「は、はぃ...」
ふふ、ふふふ、ふふふふふふふふ...
俺は、もう異世界に行くことが楽しみで楽しみで仕方なかった。
「で、では北山さんことからあなたを異世界に飛ばしますね。ちなみに異世界には、獣人やエルフ、魔法などがあります。文明度は、ヨーロッパの近世レベルです。あとステータスと言えば自分のステータスが見えます」
「分かりました」
「では、行ってらしゃいませ」
そうして俺は、視界が光に包まれて意識を手放した。
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