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君との距離  作者: ギン狐
9/18

9話

二人はすいすい、と泳ぎ、岸をめざした。




「…死ぬかと思ったわ」

「あれくらいじゃ、死なないさ…」


「そうじゃなくて…死ぬかと思う程、恐かったってこと!!」

「あぁ、そうゆう意味なのか…」




岸に着いた時には、二人ともびしょびしょに濡れていてた。









あんなきれいなもの初めて見た。



深緑の森。






私は咲に聞きたいことが、たくさんあった。


そして、また一つ…それが増えた。


そして、今日も別々の家へと。。。







私と咲は、夏休み中、毎日ふらふらとした。



森。


神社。


海。


川。


私たちは、毎日笑った。


あなたと居た時間が、夏休み中に一番多かった。




いつか私に、あなたの全てを打ち明けて。



それが、あなたの重荷なら、私が支えてあげるから。






私は、あなたのことを何も知らない。







私は、あなたのことが知りたいの。



ねぇ、あなたの口から教えて…。




これから。



少しずつでいいから。



私に…あなたのこと話して




夏休みが終わる時には、今より、あなたに近付けると良いな。。。




あなたが…少しでも私を必要としてくれたら…







私は咲に

「またね」

と言い、手をふった。



咲は何も言わず、手をひらひらとしてくれた。



また明日…あなたに会いに


あなたと出会った



神社に足を運びます。



だから…


あなたは、いつもの席に


座ってて。。。

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