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君との距離  作者: ギン狐
16/18

16話

学園祭当日は、一気に祭り騒ぎが頂点へといった。




縁たちのクラス以外では、喫茶店やフリーマーケット、ゲーム店を出しているところもあった。




「はぁ…やっぱり、受け付け役が良かったわ」

「もぅ、遅い〜」


『チャリン、チャリン』


その音で、場は静まり返った。







トイレが錆付いた音をだし、その間に後ろから髪の長い女の人…

後ろに気を取られて、前を見ると服を引っ張ってる花子さん…


『「一緒にあそぼ…」


縁の声と機械の声が、コラボしてできた花子さんの声。




他にも柳の木の下では、下からでてくる薄暗いライトで、顔を照らしてる島波…ぁ、いゃ、女の人。


墓の後ろは、呻き声を出し、赤ん坊を抱いてる女の人。


他にも、様々なお化け役がいた。




(今ごろ、咲は何をしてるんだろう…)




「お〜い、神野の休憩よ?

「……うん」

「どこ行く?」

「…えっと」

「……神野さ、やっぱり何か隠してない??」

「……うん」

「占い…でその後を占ってもらいましょ?」




3ー4のクラスは〔占いの館〕とゆうのをやっていた。



「すいませぇ〜ん!!」

「はぃ?」

「この子…占ってもらって良いですか?」

「どうぞ、何を占います?」



「あ、あの、最近会った少年のことで…」


小さな声で縁は言った。 

「わかりました」



そのとき、占い師が何をしたか、なんて覚えてる訳もなかった。



「その少年は…ふ、と現れて、また貴方の元で、本来在るべきとこへとゆくでしょう」


「本来在るべきとこ?」


「はい。そして、貴方は少年に沢山のモノを貰っていると同時に、その少年も貴方に何かを貰ったはずです」

占いはそれだけ言うと、否、口を全く開かなかった。

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