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君との距離  作者: ギン狐
13/18

13話





私と咲の会える時間が、削られてゆく。




今はもう、学園祭の時期だった。

催し物があるクラスは、それに向けて準備を進めていた。

勿論、縁のクラスもだ。

だから、学校で居残りの

日も多かった。






「えっと…我が校も学園祭の時期がやってきました。そこで、今日は自分達のクラスの出し物を決めて、準備に係りたいと思ってます。何か、やりたいと思う出し物はありますか?」


学級委員が、そう言い終わると男子たちは、すかさず手を挙げる。


「おばけやしき!!」

「喫茶店」

「フリーマケット」


様々な意見が、学級委員に飛んでくる。

そして、どれもこれも有りがちなものばかり。


「ストップ!!」

委員長のその一言に、みんな口を閉じた。

「書記さん、黒板に書いてください」

「はい」

副委員は、黒板に挙げられた意見を、すらすらと書いていった。




「こほん、それでは皆さん、ここからは…多数決としましょう」


委員長は咳払いをすると、にやり、と笑った。



「それでは…」









*    *    *




結局、クラスの催し物は“おばけやしき”となった。

「ねぇ、神野〜何の役する??」

「えぇ〜私は、受け付けでいいわ」

「さっき話きいてた?クラス皆、仮想はすれ、って言ってたこと」

「でも、やる役ないし…」

「それなら大丈夫〜縁は、花子さん」

「え?」

「トイレの花子さんの役で、受け付け決定!!」

「島波は何するの??」

「あたしは〜…」

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