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えりあし

これが最後のラブレター。

ケケ君へ


私は今名古屋駅に向かう電車の中でイヤホンを通しケツメイシの「バラード」を聞いています。

この曲を聞くたび自分の記憶のページを遡ってはケケ君を想って、探して、浸ってしまう癖は7年経っても治りません。


これは、

これは私たちの曲だと1人オーストラリアから信じてました。

会えない夜を数えて、切なさのグラスに愛を注いで、電話を切ると静寂の雨を感じてました、笑 

私はなんてかわいい高校生だったのでしょう。

そんな初々しい自分に戻ることができたらいいのですが、ケケ君も。


風の噂で結婚したとききました。

相手は私じゃなかったですね、

どうか幸せに生きてください。

ケケ君は私の存在を恨むばかりと存じておりますが、

身勝手にも私は自分を大切に思うように今でもあなたを想っております。


話は少し変わりますが、これがあなたに向けて書く最後のラブレターですのでどうか飽きずにいてください。書かせてください。


J-pop愛を語るテレビ番組でひとりのタレントが浜崎あゆみのこのワンフレーズが沁みるんです。って話していて、

私の沁みるワンフレーズってなんだろと考えみたんです。


そして、ふと頭の中でながれたのが

「ぶったりしてごめんね、愛しくて仕方なかった。」でした。


中学生のとき「ぶったりしてごめんね、愛しくて仕方なかった」と始まるaikoの曲の意味が全く分かりませんでした。

高校生になりケケ君にぶたれて、私がぶって、この歌詞の意味を理解しました。

これから先わたしは自分を打たない人と巡り会うべきだとわかっている一方で、なぜかその痛みの愛を覚えているのは馬鹿でしょうか。


最後に、

「きっとあなたは、きっとあなたは

あなたを超える日がくる。

そんなあなたを、そんなあなたを私は想っています。」

aikoの「3月の雨」から一節です。


ケケ君は私ばかり夢に向かって歩いてるとよくとなりでさみしそうにしてました。

みんなのキラキラのケケ君は本当はとっても小さくて脆いです。


だから、この言葉を君に贈ります。

結婚おめでとう。



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