ありきたりですが食欲の秋
誘われて豚汁作りやら、魂の叫びからお好み焼きを突然おっぱじめてしまう私ですが・・・
実は「炊き込みご飯」が大好きなのです
まあ、釜飯なんてテンション瀑上がりなのですが、いかんせん釜飯制作セットを持っていないので実行できません
もしそんなものを所有したら「おこげ三昧」釜飯をしょっちゅう食べているかもしれません
ということで、暑い間は傷みやすいこともあり二の足を踏んで残念な想いを噛み締めてきましたが、涼しくなってきてついにその想いを遂げようと思います
待っていたぜ炊き込みご飯の季節!怒涛のように押し寄せる感情
市販のいろいろな釜飯の素も大好きですが、私が大好物で一から作るのが山菜五目ご飯なのです
米を2.5合研いでよく水切りをしたら炊飯器に入れて0.5合のもち米を混ぜます
もち米を入れるとモチモチ感(そのまんまの表現 笑)が増すのですが、1合入れるとおこわのようになって、贅沢さが出すぎてしまう
やはりご飯としていただくにはほどほどが寛容の庶民です
炊飯器に水をはりますが後で酒と調味料を入れるのを勘案して3合より若干少なめにする
そこへ出し昆布を一枚入れる(私は日高昆布のファンです)
休憩ですね
その間に具材を用意します
山菜水煮(味のついていないもの)、たけのこ水煮、冷凍したしいたけ(冷凍庫から出しておく)、こんにゃく、人参、ごぼう、薄揚げですね
鳥肉は入れないことが多いのですが、山菜じゃないときは代わりにカニフレーク缶やホタテ貝柱バラ缶などを入れることもあります
カニフレーク缶の時はかにの風味を活かすためあっさり塩味に、ホタテ貝柱バラ缶の時はレトルトのフカヒレスープなんかを入れて中華風に・・・これが炊きあがって来る時にとてもいい香りを放つのです(たまらん!)
さて、今回は山菜ですので、カニやホタテはなし!
山菜水煮の水をしっかり切って炊飯器に投入!しっかり水切りしないと雑味が入ったりします
たけのこ水煮は・・・いちど水で洗わないと糠が残っていたりします、そのあと小さめだけど歯ごたえが残るぐらいの大きさと厚さにカット
こんにゃくは・・・何切りと言うのでしょうかね?お好み焼きみたいに小さくなく小さな長方形の形ですね
人参も・・・こんにゃくと同じような大きさに切りそろえます
そういえば薄揚げも・・・同じような大きさですね
ごぼうは・・・小さめのそぎ切りにします
この頃には冷凍したしいたけがほどよく溶けてくるので3ミリぐらいの厚みにスライスする(溶け出たドリップは炊飯器へ入れる)
これで下準備は完了!
米を休ませていた炊飯器に日本酒と調味料を入れる
あっさり上品な味がいいなら白だしを主体とし、一般家庭でつくる茶色い色をした醤油ご飯(関西では炊き込みご飯をそうともいいます)にするならカツオの効いた濃縮出しを入れます
醤油は風味づけ程度ですね
そして通常の3合ぐらいの水加減にしたら、具材を全部いれて軽くかき混ぜます
炊飯器の設定を炊き込みごはんにする
スイッチ・オン!
その間に汁物を作ります
炊き込みご飯なので豚汁でも味噌汁でも粕汁でもありません
私はあっさりおすまし汁が好きなのです
鍋に水をはりまた出し昆布を入れる
具材はそうですねぇ・・・大根と人参と三つ葉かな・・・
大根は扇形にして薄めにカットする
人参は半月状で薄めにカットする
水が沸騰したら大根と人参を入れて煮る(出し昆布は出した方がいいですね)
具材が柔らかくなってきたら・・・昆布茶を入れます
これが隠し味で美味しくなるのです
そうこうしているうちに炊飯器から炊き込みご飯の芳しい香りが・・・
ごぼうとしいたけのええ香りが・・・
しいたけは冷凍しているので風味がさらに濃縮されているのですね
すまし汁に白だしを入れて、これまたエンドレスになりがちな味見大会が始まるのです
ついにピーピーピーと炊飯器が私を呼ぶ
「炊けたでぇ!」
はいはい!
蓋を開けると、ごぼうとしいたけの香りに混ざって薄揚げの香りも主張を始める
昆布を取り出して中を混ぜる
おお!底にはちょうどいい加減のおこげが・・・
水加減を少なめにすることでおこげがええ感じになるのですね
今日は肉類をいれていないので仏壇にお供えして・・・
すまし汁をお椀に入れて三つ葉をカットしたものを浮かべる
いよいよ茶碗に山菜炊き込みご飯をよそう・・・
これねぇ入れすぎてしまうんですよ
いただきま~す!
山菜の歯ごたえとしいたけとごぼうの香り、そして何と言っても薄揚げがええ仕事するんですよね
薄揚げを入れるのと入れないのとでは風味に雲泥の差があります
すまし汁・・・これがあっさりすっきりと炊き込みご飯の邪魔をしない味なのです
炊き込みご飯の時は必ずおかわりしてしまう私なのですよ
もち米の行き過ぎないほどよさとおこげの風味と食感も最高ですしね
秋には秋の炊き込みご飯がいろいろありますが、このシンプルな味の炊き込みご飯が一番好きなのです
私の食欲の秋を満たす有り難いご飯なのです
しかし、豚汁が好きなことからも私はごぼうとしいたけと薄揚げが本当に好きなことに気が付きました