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サイコキネシソア  作者: カゼ ルビネ
一章(ノンプロットの気まぐれ更新、見切り列車)
5/16

サイとの出会い

私10歳でサイ12歳の時に、人里離れた夏の山奥で出会った。


わたしは両親に寄って山奥で一人、一週間サバイバル旗探しゲームをやらさせられていた。

両親は人目を気にせずに思いっきり、腕や念力をつかって、その使い方を身につけるため。

わたしは両親が、隠した旗を全部見つけて集めることができれば、最新の体感ゲームを買ってあげると言うから、それはもう必死に探し回っていた。

何があっても、大丈夫なように心臓の上の肌に、バイタルを計測するウェアラブル端末を貼り付けて、いたから何かあれば、両親に連絡が行くようになっていた。

それ以外にも、サバイバルセット、知識を持たされていたから、食料探し、旗探し、念力の練習に専念していた。


危険な動物もいなくて、人がいないから選んだ場所だった。

けれど、二日目、魚釣りに行った川で、サイと出会った。


岩に座り、腕を竿の形にして、魚釣りをしていると川の中からイルカみたいに勢いよく飛び出してきて、岩の上に軽く着地した。

肩にはスライムの代わりに、上半身を包むほど大きな白い布が貼り付いていて、下は黒い海パン一丁で白い靴を履いた少年だった。


「こんにちは、俺はカラスマ サイ。

念力の修行で、この山についさっき来たばかりなんだけど。

君は名前なんて言うの?

なんでこの山にいるの?」

突然の人に驚き、腕を見られたことに慌てて、わたしはその場から足に念力をかけて、全力で離れた。

後ろから、声が聞こえたけど、無視した。

声が遠ざかり、自分のテントに戻ったわたしは、すぐにでも旗探しをやめて、帰ろうと思い荷物を片付けようとした。

そこで、バケツを忘れていることに気づく、バケツは、当時好きだったゲームとおしゃれコラボしてデザインされたものでお気に入りだったから、おいていくのは惜しいと思った。

落ち着いてきて、腕のことを聞かれても義手と言えば済むことに気がついたので、

川に戻ってみると、岩にはサイはおらず、バケツだけが残されている。

それを取ろうとバケツに近づいた時だ。

また、イルカのように登場してきた。

「さっきは驚かせてごめんね。」

しおらしい様子で、わたしに謝ってきた。

「こっちも、逃げてごめん。カラスマくん。

わたしの名前は、スズキ ノウイチロウ。

こっちも修行でここにきてるの」

「ノウって呼ぶから、俺のことはサイって呼んで。

ところで、よかったから、一緒に魚食べない?」

白い布は水ごと包み込むように魚たちを捕まえていた。

魚たちは塩焼きにしてご馳走になった。


腕のことを聞かれたが、オーダーメイドの義手と言えばなんとかなった。

サイもわたしと同じように念力の修行に来たのだと言う。

それでスライムを外され、代わりにただの白い布をつけているのだと言った。

わたしがゲーム機のために旗探しをしていることを伝えると手伝おうかと言ってくれた。

けど、これはわたしだけでやることを想定されたゲームだから、手伝わないでほしいけど、一人でご飯食べるのは寂しいから、一緒に食べようと誘うと、嬉しそうに一緒に食べると返事してくれた。

そして、同じゲーム機持ってるから、ゲーム機が手に入ったら一緒に遊ぼうと誘ってくれた。


その後、四日間は、旗を集めつつ、一緒にご飯食べて、遊んだり、サイのテントに泊まったり、わたしのテントに泊まらせたりしていた。

七日目の昼、とうとう全ての旗が集まった。

それをサイに言うとサイは白い布を破り、

持っていたマジックペンで、自分のゲームid、メールアドレス、電話番号。住所を書いて渡してきた。

「ノウ、ゲーム機持ったら、連絡しろよー。

一緒にマ○クラ、ス○ラしよう」

「うん」


夕方には、両親が迎えに来るから、それまでにテントを片付けないといけないからというと、テント片付けるの手伝うから、空いた時間で、両親が迎えに来るまで、かくれんぼや鬼ごっこをしたいと言ったので、手伝ってもらって、遊んだ。


迎えにきた両親にサイのことは驚かれたけど、わたしの腕を完全に義手だと思っていると言う点から、その後も連絡をとり、ゲームやサバイバルを一緒にやるようになっていた。


変身能力も未熟で、まだ学校に行っていなかったわたしにとって、サイは初めての友達だ。

わたしが12歳になったとき、海外に家業のSPになるために強くなる修行しに行くと言って、それからは月に一度あるかないかオンラインゲームでしか遊ばなくなった。


海外に出る前は細身で身軽だったのが、今では筋肉がついて、力技も使えるようになってきた。


そして、今、スライムを伸ばして、数人のミイラ派のスライムと胴体を触手で締め上げ、スライムを外しているところである。

これはフィクションです。

どちらのご両親も、子供に何かあればすぐに駆けつけられる場所にいました。

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