表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

お友達

私、スラ子!

今日は私のお友達を紹介します!

アリスちゃん、だよ!

この街に来て初めてお友達になった人間で、すっごくいい人なんだよ!

それでね!それでね!すっごく強くて私たちよりギルド階級が上なんだよ。

今日は一緒にリンゴ取りに行くところなんだ。







「よいしょ・・・!」

「タル重い?」

アリスちゃんが私に心配して声をかけると、全然平気だよ。と返す。

「ふふふ・・・私に任せて!」

・・・ヒョイ!

私が軽々と樽を持ち上げると、アリスちゃんはビックリしていた。

「私って力あるんだー、ふふふ」

「スラ子ちゃんは頼りになるね」

ゆっくりと話しながら街からそう遠くない森を進んでいくと、リンゴの木が目に付くようになってきた。

「わああ。リンゴだ!」

「ついたみたいだね」

樽を地面に下ろすと、依頼内容を確認する。

「えっと・・・樽の半分くらいにリンゴを集めればいんだよね」

「そ!それが今回の私の依頼!」

でも・・・。アリスちゃんは2個目の樽も持ってきていた。

「なんで2こ樽を持ってきたの?」

「私も別でリンゴジャム作ろうかなって」

リンゴジャム!

私も美味しいので時々アリスちゃんから分けてもらうときがある。

それにしても・・・。

ここは淫魔の森、私が住んでた懐かしい場所。

「ここって私昔住んでたんだ。水がすっごくいいとこなんだよ!」

「あ!そうか、君はスライム族だっけ」

アリスちゃんは少し驚いていたが、会った時の事を思い出したようだ。

「さて!向こうに探しにいこうか!」

二人は気づいていなかったが陰に隠れて何かがこちらを見ているようだった。








「あの子は・・・?」

私の名前はウィンディーネ、この森のスライム族を束ねる女王だ。

見覚えのある顔を見たので様子を見に来たら、あの子・・・スライム族の森を抜けていった彼女が冒険者と森を歩いているのを見かけたのだ。

・・・・!

・・・・!

二人は仲良さそうに会話しながら奥に進んでいる。

「まって」

「?」

気配を悟られたか・・・?

冒険者を見るとこちらを見ているようではないようだ。

冒険者の女の子が指さす先をみると、

ブヒブヒ・・・!

カリュドーンが数匹落ちたリンゴをむさぼっていた。

「私の魔法で追い払う?」

「倒しちゃおっか!」

「わかった!」

スラ子は杖を構えると魔法陣を展開する。

・・・!?

ただのスライム族のあの子が魔術を・・・!?

ブヒイイ!

リンゴに群がっていた群れを簡単に追い払うと、二人はハイタッチする。

ウィンディーネは二人を助けるつもりではないが・・・リンゴを拾うのを静かに見守った。







______リンゴ樽がいっぱいになるころ。時間にして夕方。

二人が帰るまでウィンディーネは静かに見守った。

あの男の冒険者についていったきりどうなっていたのか気になっていたが、元気そうでよかったと思った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ