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街道にて

森を抜ける道を案内すると、あっという間に抜けることが出来た。

そこで彼は私に「じゃあな」と手を振って別れようとする。

「ね!一緒に行ってもいい?この森はもう飽きちゃったし、またスライム仲間が見つかるか分からないし・・・」

「借りも返したし、もういいだろう。大体何年もこの森で棲んでいるんだろうし、外の方が危険じゃないか?」

「うん・・・そうなんだけど・・・」

なんと言ったらいいか分からないけれど、彼についていきたいと私は思った。

森は退屈だったし、それに・・・。

「なんかあなたはほっとけない。それにこの世界に来たばっかりなんでしょ?」

「まあ、そうだが知識はある程度あるぞ。まあ半年くらいしか学べなかったが」

どこで学んだのだろう。フラッと現れたし、不思議な人だと思った。

私はしつこく食い下がる。

「じゃあ・・・魔術の弟子にして!それなら、ついていく理由になるでしょ?」

「うーん・・・俺は才能がないぞ?簡単な魔術ですら数か月かかったんだ。教えられることなんてないと思うが・・・・」

ウルウルとした目で彼を見る。私の必殺技だ。・・・これで落とせなかった者はいない!

「はあ・・・仕方ない。ただし、襲うなよ?」

「えー。うーん・・・わかった」

彼は了承してくれた。私の必殺技に参ったようだった。








それは突然だった。街道に人が立っていると思ったら。

「おい。荷物を置いていけ」

人間に脅迫された。斧をもっている。数は3人くらい。

「・・・まじかよ」

彼は怯えているようだった。それはそうだ、相手は武器を持っているし数も多い。

「わ、わたしは他人だよー!」

口笛を吹いて他人のフリをした。

「あいにくと荷物はこのスライムだけだ。申し訳ないが・・・」

「なら死ね!」

斧で斬りかかってきたようだ。彼は紙一重で後ろに避けたようだった。

「やるしか・・・ない!」

彼は自分に言い聞かせるように言うと、魔術を展開した。

「ウェポンサモナー!」

コバヤシが手元に出したのは、ショートソードだった。剣を相手に向ける。

前方に3人、普通であれば勝てるようには見えない。

「おとなしくすれば、楽に殺してやるよ。そのあとは・・・」

私を見て彼らは舌なめずりをする。

「とりあえず魔物でもいいからすっきりしたかったんだよ。あそこのスライムは森から出てこないから、ラッキーだったな」

「・・・えっ!」

「お前は他人だったな。こんなブ男に犯されるのがいいならそれでも俺は気にしないが」

「ごめんなさい!無理!」

彼らの癪に障ったのか、今度は私もにらんできた。

「お前も殺してやろうか!」

私はコバヤシに、助けてオーラ全開でウルウルする。

「はあ・・・3度目はないからな」

コバヤシは私を抱えると、一目散に逃げた。

「わわっ!」

私だって軽くはない。しかし彼は楽々と持ち上げると走る。

「俺は身体強化を魔術で行える。このくらいなら余裕だ」

ただ、と彼は続ける。

「あいつらは恐らく諦めない。・・・作戦があるんだが」

「_____。_____。」

彼は早口に作戦を説明する。

「えー!やだ!タイプじゃないし!」

「・・・3度目はないからな」

「はい・・・」

彼の圧力に屈する私・・・。シクシク。






「では、作戦通りに。頼むぞ」

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