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変な冒険者との出会い

本編に出てくるヒロイン、スラ子の主観で書きました。良かったら見てね!

_____私は、スラ子。スライムの女の子。森で群れで生活していた私は変な冒険者に出会った。

名前はコバヤシ。彼は自分が異世界転移者だと言った。

彼との出会いが私の人生の分岐点になるほどのものだと、分かったのはしばらく後の話。






「ねーついてってもいい?」

「ダメだ。お前は魔物だろう?群れに帰れ」

彼・・・コバヤシと言ったっけ。この男の人の精はとっても美味しそう。

「私、あなたのこと気に入っちゃったの!ねーえお礼もするからあ」

「お礼って言ったって・・・何をするんだ?」

私は性欲をあらわにして上目遣いで挑発する。

「気持ちよくするよー♪」

誘う私をみて彼はため息をつき、

「勘弁してくれ。お前を助けたのも気まぐれだし、俺はこの森を抜けなきゃいけないんだ」

「ふーん。変な人!」

私を無視して歩く。

「・・・」

「なんだ」

「もうここ、2度目だよ?迷ってるでしょ」

私なら、この森を抜ける道を知ってる。・・・聞いてはこないけれど。

彼はダガーの先に炎の魔法で松明代わりにして歩いているが、それ以外には何も持っていないようで、方向を見定めるのに苦労しているようだった。

「案内してあげてもいいよ」

「代わりに精を要求するのか?」

「・・・いいの?」

「ダメだ。他にしてくれ」

精がもらえないのは残念だけど、代わりに欲しいもの・・・。そんな事を考えてるときに、アクシデントは起きた。森の暗闇からがさがさと何かが動く音がする。

私は魔物、暗闇でもある程度は見える。奥に動くものが見えた時、びっくりした。

あれはカリュドーン、魔獣の中でも弱いけどとても私では勝てない。

「コバヤシ、あれ・・・!」

何か言う前に暗闇からその獣が飛び出してきた。

「・・・!」

突進する影を彼はギリギリで避ける。体長は1mほどだ。

カリュドーンは彼に攻撃すると、少し腰が抜けて動けなくなっている私に標的を向けた。

突進は打撃。ダメージはないだろうけど当たればすっごく痛い。

「わわ・・・!いじめないで・・・!」

獣が突進を開始する。その時!

「ブギイイイイ!」

目を瞑っていたので分からなかったけど、悲鳴が聞こえた。

「くそっ・・・!死ね!」

目を開けると、カリュドーンの頭に彼の持っていたダガーが刺さっていた。獣に致命傷は与えられなかったのか暴れまわっている。

「うわ・・・!」

放り投げられると、彼は受け身も取れずしりもちをついた。

「いてて・・・」

「ブギッ・・・!」

頭にダガーが刺さったままカリュドーンは逃げて行った。

私は出会った時と同じように、彼をみて呆けていた。

「どうして・・・助けたの?」

「そんなの・・・決まってるだろ。助けてって言ってたし、お前を置いておいて俺だけ逃げるのか」

「変な人・・・」

「それより、借りはできたよな?出口へ案内してくれ」

コバヤシは腰が抜けた私に手を差し伸べる。私は思わず笑って、「いいよ」と言った。

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