第十五話
新キャラ登場!
「ねぇねぇ、今日も一緒に勉強しよっ!」
「あぁ、今日はマジの方でごめん。バイトがあるんだ」
「マジの方てなによ………今までなんだったの………ちぇー、そっかー。じゃあ明後日は?」
「それなら大丈夫だよ」
「やったー!ありがとっ!」
翌日、朝登校すると暦月が再び勉強会を提案してきた。
「紅葉、今日の放課後ちょっといいか?」
今度は筋肉主将が聞いてきた。
「ん?さっきの話、聞いてなかった?今日バイトなんだよ」
「あぁ、いや。あんまり時間は取らないからお願いできないか?」
なるほど……時間は取らないのか。
ということはつまりボコボコにされるわけではないっぽいな…
いや、もしかしたら俺を倒すのなんて10秒あれば十分だ的なやつかもしれない。
まいったな………
「ごめん。すぐ行かなきゃいけないんだ。5秒くらいしか暇ないわ」
5秒じゃ無理だろ。さすがに。たぶん。おそらく。
「そうか………じゃあ、バイト終わってからではダメか?出来るだけ早い方がいいのだが、もちろん無理なら、明日暦月とデートする前にちょっとだけ時間を取るだけでもいいのだが……………頼む!」
なんとあの筋肉主将が頭を下げてきた。
うーん、そんなにボコボコにしたい?
やっぱこないだ泣かせちゃったのがいけなかったのかなぁ?でもあれって俺のせいじゃなくね?誤解じゃね?
とはいえ、これ以上はなんか罪悪感が湧くな………
「じゃあ、今じゃダメなの?」
「あまり、大勢の前ではちょっと……」
「じゃあまぁ、バイトの後ならいいけど……」
仕方がない。泣かせたのは事実だしな………
「ホントか⁉︎すまない!………ちなみにバイトというのは……………?」
「あぁ………駅前のファミレスで9時終わるよ」
「あぁ、あの客が少ない……」
「それ言うな、店長マジで気にしてるから」
「そ、そうか。ではその時間、外で待っとくから、終わったら来てくれ!」
「はいはい、わかったよ」
そう言うと、筋肉主将は戻っていった。
はぁ…………憂鬱だなぁ…
◇◇◇◇◇
「っしゃーす!」
「おー、紅葉くん!こんにちわ」
「ちわ」
「ははは、相変わらずだねー」
このファミレスの店長さんの小山田 賢治
30過ぎて未だ独身という寂しいおっさんだ。
「あっ!紅葉先輩!おはようございまーす!好きです!」
「へいへい」
こいつは、一年年下の葉山 瑠美。
容姿だけなら間違いなく神7に入れる美少女だ。いや、容姿だけじゃない。どうやらこの子、頭もいいらしい。ただ、
「もー、相変わらず童貞のくせに反応うすいですねー。普通ならあたふたしながら、ぼ、僕もだよ……とか気持ち悪いセリフ吐くとこですよ?それとも、むっつりですか?モテませんよ?」
「冗談をいちいち相手してるほど暇じゃないし、むっつりじゃなくてしっかりスケベだよ」
「えー、キモ……」
こんな感じで絡みがうざいのと、ちょっと毒舌で割となんでもズバズバ言う、たくましい女の子だ。
はぁ…………だから嫌なんだよな。こいつと同じシフトの日は…
「もう!瑠美ちゃんに紅葉ちゃんは渡さないわ!紅葉ちゃんはあたしのものよ!」
うわぁ………最悪だ…
店長と同じく、このファミレスの2大オッサンのうちのもう片方の人、八代 音々。
本名は八代 藤吉郎。
所謂オカマだ。そして何故か目をつけられている。
この2人と同じ日のバイトほんとに疲れる。
主に精神面で……
「うわぁ、音々さんキモ」
「瑠美ちゃん!なんてこと言うの!オカマは最も気高く、美しい人種なのよ!ね!紅葉ちゃん!」
「はいはい、そうですね」
「ほらね!」
「えっ!先輩もオカマ目指してるんですか……キモいです〜」
「あら、ホント⁉︎たしかに紅葉ちゃんはいい体してるし、素質あるかもしれないわね…!それならこれをあげるわ!」
そう言って渡してきたのは………
【ゼロから始まる、オカマ入門書❤️ 初級者編】
と書かれた本だった。
「あたしの自作よ!まずはこれで、基本を学びなさい!」
うざい、すごくうざい。
まず、瑠美ちゃん………語尾がキモ。なの?っていうぐらいキモしか言わないし、絡みがうざい。ほんとにうざい。
それから音々さん。
なんでこんな本を作ってんだよ。
ていうか、入門ってなに?初級ってなに?
オカマになるのってそんなに難しいことなの?
性別迷ってる男の人のことじゃないの?
しかしこの本、ほんとに気持ち悪いな。何がキモいってハートマークが絶妙なキモさを表していて、鳥肌が立つ。
「はぁ……要りませんよこんな本。オカマになるつもりはありませんので…」
「あら、残念。オカマになればあらゆるしがらみから解放されて、人生をまるで裸のようにエンジョイできるのに!」
おっ?マジか………ちょっといいかもな…
「ふぅ……よかったです〜。バイト先にオカマが2人いるなんて、恥ずかしいですから。まぁ、そもそも先輩じゃオカマの試練を達成できずに、せいぜいオカマ見習い止まりでしょうけど〜。ホントにキモいです〜」
「あら、そうかしら?紅葉ちゃんならきっと立派なオカマになれると思うわ!才能がある!うまくいけば私と同じ、オカ・マスターも夢じゃないわ!」
「クソほどいりませんね。その才能」
というか、オカ・マスターってなに?
あんたそんな称号持ってたの?
「ちなみに、私は更なる修行をして、今は最高ランクのオカ・マックスフォームに挑戦中よ!」
「いやいや、先輩じゃオカ・マッスルどころか、オカ・マンボーにすらなれませんって」
だからなんなんだよ、その称号。
というか、音々さんはともかく、なんで瑠美ちゃんまでそんなにオカマのことに詳しいの?なんで、オカマになるには試練が必要なこと前提なの?
はぁ………………心が沈んでいく音がする……
ヒロイン?が2人増えましたね。
新キャラのスペック
店長の小山田 賢治
身長178
中肉中背でこれといった特徴はない
後輩の葉山 瑠美
身長154
美少女 胸は普通
毒舌
オカ・マスターの八代 音々(藤吉郎)
身長190
おっさん
筋肉質で筋肉主将を超えている。
オカマの称号
オカマ見習い → オカマ → オカ・マンボー→ オカ・魔法使い → オカ・前澤社長 → オカ・正岡子規 → オカ・マッスル → オカ・魔王 → オカ・マスター → オカ・マックスフォーム
一人でハマっちゃってずっと考えちゃいました笑
ブックマークよろしくお願いします!




