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第17話 話

緊急メンテナンスのせいで木曜日に上げる事が出来なかった第17話です。



前回のあらすじ

妖精と出会いました

 夜明けになるころには、妖精は此方に対して緊張感と警戒心がなくなっており、落ち着いてミネラルウォーターを飲んでいる。

 この妖精に、先程の予想があってるか訊ねてみたいが、機嫌を損ねて帰らなければいいのだが、果たして答えてくれるだろうか。

 丁度飲み終えたみたいなので、聴いてみよう。


「君は先程、小動物じゃないと言っていたけどもしかして妖精かい?」


 妖精はコクリと縦に頷いた。

 おおっ、この子はやっぱり妖精だったのか。

 別の種族だったら、どうしようかと心配していたから合っていて良かったよ。


「もう一つ質問いい? 何でその水が気になったの?」


 妖精は、少し考える素振りを見せてから、横に小さな水球を作り始めた。

 その大きさは、丁度ビー玉と同じ位の大きさをしている。

 一体、何をするつもりするのだろうか、もしかして遊んでいるのだろうか。

 分からないので、聞いてみよう。


「何をしてるの?」


 妖精は、水球をジェスチャーで示している。

 どうやら、遊んでいた訳じゃなく質問に回答しようとしていたらしい。

 傍目に見たら遊んでいるようにしか見えなかっただが。

 この子なりに、必死に考えたなりの結論なのだからしっかりと意思を汲み取ろう。


「…水球? 違う……水魔法?……も違うと」


 妖精は、ブンブンと顔を横に振り水球をジェスチャーで何を教えようとしてる。

 さっぱり分からない、一体何を伝えたいのか。

 妖精は、次第に水球を大きくして妖精より少し大きくなった。


「……水と魔法?」

「コクコク」


 妖精は、次に水球の上を楽しそうに抱え込んで乗っている。

 やっぱり、遊んでいるように見えないがコレもジェスチャーなのだろうか。


「遊び…じゃない、……包み込む、…………楽しい?」

「コクコク」


 妖精のジェスチャーはこれで終わりだと言うような感じで水球を空高く打ち上げた。

 終わったようなので関連性を考えよう。

 このミネラルウォーターは治癒気を当てている。

 妖精は、水と魔法と包むと楽しいを教えて来た。

 この関連性を考えると最初に予想した治癒気に誘われたようだ。


「この水が、癒されるような感じがしたからかな?」

「…………コクリ」


 少し考えた結果だいたい合ってるようなので頷いたみたい。

 何か、オマケ合格って感じがするがいいかコレで、どうしても知りたいという訳でもないしな。

 妖精は、再びリュクサックを叩き出してジェスチャーをしてくる。



「どうしたの、まだこの中に興味があるものがあるの?」

「コクコク」

「・・・じゃあ、またゆっくり出すね」

「コクコクコク」


 この妖精は、嬉しい事は3回頷くみたいだな。

 さて今度は、何に興味があるのかね。

 精々、果実に当てた凍気かな、まずはそれを出すとするか。

 ゆっくりと、果実の入った袋を出すが何も反応を示さない。


「コレじゃないの?」

「コクリ」


 てっきり気に惹かれた物だと思ったんだけど違ったようだ。

 じゃあ何だろう、他のはリュクサックの中には気を纏った物何て無いしな。

 次に取った空の豆腐のパックを取り出すと、リュクサックにパンパン叩きジェスチャーで合図を送って来た。


「・・・もしかして、コレなの?」

「コクコクコク」


 何でこんな物が、気になるのかさっぱり分からない。

 俺にとってはゴミ何だけど、この子が気になるなら渡そうか。

 妖精の前に豆腐の空パックを置いてから、果実の入った袋をしまう。

 妖精は、空パックの周りをグルグル回ったり、持ち上げでみたり、パックの中に入ったりしている。

 妖精は、楽しそうにパックを弄って遊んでいる。


「・・・そんなに気に入ったのならあげようか?」

「コクコクコク」


 どうやら、相当気に入ったようだ。

 ミネラルウォーターを飲んでいる時と同じ表情をしている。

 妖精は、空パックに入ってプカプカ浮いて俺の周りをグルグル回ってる。

 空の豆腐パックの妖精が入って、俺の周りを回る何て出来事は、中々ない経験だな。




 グルグル回っていると、突然リュクサックの陰に隠れてしまった。

 まるで、俺以外の人に気が付いて隠れた感じがした。

 暫くすると、テントからフィーリアが外に出て来た。

 しかも、朝の顔じゃなくとても不機嫌な顔をしてこっちにくる。

 正直ちょっと怖い、何で朝から不機嫌何だろう。

 成る程、妖精はフィーリアに反応して隠れたのか、俺も出来れば隠れたい。


「おはよう、フィーリア。 昨日は良く眠れたかい?」

「・・・ええっ。 昨日は良く眠れましたよ」


 このトゲトゲしい言い方は何故だろう。

 約束を破って、テントの中で寝たのがバレたのか?

 でも、フィーリアは完全熟睡していたし起きていた何て事は無いと思うのだけど。


「どうした? 悪夢でも見て魘されでもしたか?」

「・・・違います。 義之さんが悪いのです」

「えっ、何で?」


 何やら、俺が悪い事になっている。

 思い当たる節は、テント内で就寝した位しかない

のだが、それでも此処まで不機嫌になるのだろうか?


「まだ、とぼけるのですか? 私は分かっているのですよ」

「惚けるって、何を惚けるのだ?」


 コレは不味いかな、素直に謝った方がいい気がするが、別な事で機嫌が悪いような気がする。


「まだ、惚けるのなら言いますよ。 言った後は、許したりしないですからね」

「お、おう」

「昨夜、私達のテントに戻らないでメイリーさんのテントにいたでしょう。 私に黙って、コッソリ会いに行ったの分かっているんだから言い訳はしなくていいです」


 えーと、メイリーさんとやらは誰でしょう。

 全く知らない人のせいで、機嫌が悪くなるのは非常に困る。

 機嫌が悪いというよりは、メイリーさんに会いに行った事で拗ねているという感じがする。


「えっと、フィーリアさん? ちょっと宜しいでしょうか」

「何ですか、義之さん。 どうしても許して欲しかったら今夜、朝まで可愛がるって約束しないと許しませんよ」


 朝まで可愛がって欲しいとは、そんなんで許されるならお望み通り、可愛がってあげて許して貰おうじゃないか。


「約束しよう。 存分に可愛がって満足をさせる事を」

「約束ですよ。 約束破ったら絶対に許さないんですから」


 朝まで可愛がると約束すると、嬉しそうに尻尾を動かすフィーリア。

 メイリーさんに会いに行った事で、拗ねる何て独占欲が結構あるのかもしれない。

 気を付けないと常に拗ねるのかも知れないので注意しよう。


「所で、メイリーさんは誰?」

「何言っているのですか、義之さん。 メイリーさんは初心者講習の同じメンバーじゃないですか」

「……フィーリア、まだ初心者講習を受けてすらいないだが」

「えっ、だって他の人達も一緒に……」


 フィーリアは、辺りをキョロキョロと見渡した。

 当たり前だが、俺達のキャンプテント以外何も無い。



「……何で、何も無いの」

「何でって、初心者講習を受けてすらいないからな」

「義之さん。 私は一体どうなってしまったのでしょうか」


 フィーリアは、今の現状を受け止められないのか顔を青くしてブルブルと震えだした。

 またもや夢を見た記憶が鮮明に覚えているみたいだ。

 一度ならず、二度も夢を鮮明に覚えているのは、偶然と考えるのは止めた方がいい。


「なぁ、フィーリア。 今まで、今のような夢を鮮明に覚えてる事はあったか?」

「無いです。 夢を見る事はあってもここまで鮮明に覚えてる事は無いです。」

「それは、昨日から起きてるのかい?」

「はい、昨日からです」


 昨日から夢を鮮明に覚えていると言うことか。

 今までと違って、昨日からの違いはというとこのキャンプテントで就寝しているという事か。

 そして、未来っぽいのを夢みているという事は予知夢かな。

 とりあえず、この予想を話して落ち着かせておこう。


「フィーリアが鮮明に見る夢は予知夢かも知れない」

「……予知夢ですか」

「キャンプテントで就寝する事で、未来で起こり得る事を鮮明に夢を見たんだと思う、だから大丈夫だよ」 

「じゃあ、昨日見た夢もこれから起きる事って事ですよね」

「ああ、その可能性はあると思う」


 昨日、見た夢が起きるかもしれないと分かると不安がなくなって、逆に嬉しそうだ。

 現状起きた事より昨日の夢の方が重要らしい。

 俺にとっては、非常に不味い事態なのだがフィーリアからのお誘いを断る何て出来ない。

 そんなんだから、予知夢の通りになるんだろうな。 

 今は、そんな事よりメイリーさんだ。


「フィーリア、メイリーさんはどんな人なの?美人なのかな?」

「…………………フッフッフッ」


 アレッ?何だが、フィーリアから寒気を感じるのだが、気のせいだろうか。

 それに、カチッと音が鳴ったような気がするし、不機嫌になるのは何故だ。

 フィーリアが嫉妬するような人だから、きっと女性だろうからどんな人か気になるじゃないか。


「義之さん、おしおきをする必要があるようなので、テントの中に入りますよ」

「フィーリアさん、今テントの中に入ると嫌な予感がするので辞退したいのだが」

「問答無用です。 さぁテントの中に入りましょう」


 此方のお願いは聞き入れてくれずに、俺の耳を引っ張ってテントに向かう。


「痛たたたたたた。 フィーリア、耳を引っ張らないでくれ」

「大丈夫ですよ義之さん。 テントの中でおしおきをするだけですから」



 テントの中に連れて行かれる姿をリュックサックの陰からジッと妖精が此方を見ていたのだった。






 おしおきの出来事は簡単に説明すると、2人の服は乱れていたと言っておこう。

 今回は激しくはしないで、絞り取られたのでフィーリアの肌は、テントに入る前と違って艶々になっている。


 絞り取られてる最中は、妖精がテントの中をこっそり覗いて見ていた。

 最後まで、覗いて顔を赤くしていたので妖精もそういうのを興味があったのは思いもしなかった。

 妖精に、最後まで見られながら何て恥ずかしいだ。


 フィーリアは、妖精が見えないせいか気にしないで絞り取るのに夢中になっていた。

 俺は、見えているのでフィーリアに妖精が見てると言っても、見せちゃいましょうと言って止めてくれなかった。

 あんな恥ずかしいおしおきをされるとは思いもしなかった。


 おしおきが終わりテントを出て朝餉を頂く為に、準備をする。

 準備って言っても昨夜手に入れた、食べたら満腹になる果実を朝餉にするだけだが、リュックサックから果実を出す。


「フィーリア、朝餉にこの果実を頂こう。 この果実だけでお腹が結構満腹からコレだけ十分だと思う」

「果実だけで満腹になるなんて話は………」


 全く信じていない様子で取り出した果実を見ると、フィーリアは言葉を失ってしまった。 やはり、言葉を失う程の美味しさを持つこの果実はやはり凄いのか。


「……よ、よよ義之さん、この果実を一体何処で手に入れたのですか?」

「この果実? 昨夜この広場の近くを探索して見つけてた物だけど、どうしたこの果実は苦手だったか?」


 言葉を失っているようで、言葉を出さずに顔をフルフルと横に振っている。

 苦手じゃないみたいで良かった。

 苦手だったら手羽先を焼くつもりだったけど、その手間を省けて良かった。

 しかし、言葉を失う程この果実は珍しいのか。


「義之さん、この果実は貴族がお祝い事で食べるモモンの実です。 確かに、この果実を1つ食べるだけで満腹になると言われています。」


 おおっ、貴族がお祝い事で食べる品物かコレは結構珍しい実だな。

 確かに、かなりの美味だからお祝い事で食べる品物ってのは納得のいく。

 もしかして、恐れ多いから食べれないとかあるのか?

 そうなっては、しょうがないのでもう一つの蜜柑っぽいのを出して渡そう。


「恐れ多くて食べれないとかだったら、こっちの果実どうだ?」


 リュックサックから蜜柑っぽい果実を取り出してフィーリアに見せる。

 蜜柑っぽい果実を見せると同じように声を出さずに驚いていた。

 これも珍しい物なのだろうか。


「シャムまで、あるなんてこんな贅沢していいのでしょうか」

「もしかしていらないのか? いらないなら手羽先を焼くけど、どうする手羽先焼こうか?」


 蜜柑っぽいのは、シャムと言うのか。

 この果実も結構珍しい果実みたいだがどんな味がするのだろう。

 俺の朝餉はコレを食べて、足りなかったらモモンの実を食べて満腹になろう。


「食べます、食べます。 この2つの果実を是非食べさせて下さい。 お願いします」


 今度は、お願いもされてしまった。

 モモンの実だけでお腹が満腹になるからシャムも1つにして朝餉を頂こうか。


 朝餉を頂こうとする時、妖精がペットボトルの蓋を持って目の前に現れた。

 ペットボトルに入ってる水を貰って一緒に朝餉を取りたいっぽい。

 ご飯を食べる時は、大勢いたほうが美味しくなるので、ミネラルウォーターを蓋に入れて妖精も一緒に交えて朝餉を頂こう。

 それじゃあ、頂きます。

宜しければ感想、評価を宜しくお願い致します。



義之とフィーリアの現在のレベルと装備


高坂 義之 村人Lv10

・折れたペーパーナイフ


フィーリア 村人Lv9

・スケスケビスチェ



鶏さん達はソコソコ強いので、経験値はちょっと多めです。

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