表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/21

第12話 パーティ設定

 仲良くしよう発言から随分と時間が立ち、厚い布の隙間から朝日の光がこぼれているから完全に日が登っている。


 昨夜、獣になった後は借りてる部屋には戻らずに、パンツだけ履いてフィーリアのベットで寝転んでいる。

 獣になってからは眠気が全く来ないので眠れずに、寝転んでいると朝を迎えてしまった。


 フィーリアはというと、隣でスヤスヤと安心したように毛布をかけて寝ている。

 正確には、途中で気を失ったが正解だ。

 裸のままだと風邪を引きそうなのでとりあえず、タンスからかぼちゃパンツを取り出して穿かせている。


 寝ているフィーリアの頭を撫でると、ちょっと嬉しそうに微笑んだりする。

 寝ているのに、嬉しそうに微笑んだりしてるなんて実は起きてるじゃないかと、考えてしまう。


 試しに頬を指で押してみると、とても柔らかい弾力があり、とても気持ち良い肌触りだ。

 フィーリアの反応を見ると、寝たふりではなく本当に熟睡しているようだ。

 こんなに可愛い反応もして、フィーリアから発する匂いは良い匂いがするし、これからも一緒に寝たいと思うじゃないか。



 日の出と共に出発する予定が、フィーリアが熟睡しているので日の出と共に出発は無理だし、空のリュックサックも部屋の入口からじゃ見えなかったベッドの横にあるからして旅の準備は、していないみたいだから準備時間も必要だろう。


 もうお昼頃の出発でもいいか、急ぎの旅でもないし。

 時間もあるしスキル一覧をゆっくり見るためステータス設定を念じる。



 氏名 高坂 義之  男  20歳

 身分 自由民

 職業 村人Lv3

 称号 神樹の加護を受けし者

 スキル 性欲増強Lv1 強運Lv4 

 固有スキル  ステータス設定  気操作Lv4 

 スキルポイント 1



 ・・・何でLvが上がってるの?

 昨夜、ステータスを確認した時には変わって無かったのに、朝になったら上がってるのは何故?

 ステータスを確認した後の行動なんて、背中を流して貰い夕餉を食べて仲良くしたくらいしか思い浮かばない。

 これらの行動がLvを上げる事が出来るのだろうか。

 うーん分からない。

 今後は、ちょっくちょっくステータスを確認しよう。


 謎のLvUPはさておいて、スキル一覧を閲覧する。

 今後のスキル取得の方針だが、回避型でいこうかと思ってる。

 色々な魅力的なスキルが多くあるが、ある程度の方向性を絞った方がスキルポイントの消費が少なくてすむ。


 何より、俺に合うかなと思ったスキルはポイントは少なめだし、合いそうにないと思ったスキルはポイントが高めになっている。

 もしかしたら、その人の種族や個性によってポイントの消費が違うのかもしれないが、検証なんて出来ないから仮定のままになる。


 回避型を目指すつもりだが、気になるスキルを2つ見つけた。


 パーティ設定Lv1(固定) 必要ポイント1 

 パーティ設定Lv1     必要ポイント1


 1つ目のスキルはパーティ設定だ。

 前者は、スキル一覧に後者は固有スキル覧にあった。

 同じスキルなのに固定されてるスキルと固定されていないスキルがあった。


 今まで、固有スキルはステータス設定と気操作Lv4しか無かったのに今朝になったら、固有スキル覧に現れた。

 固有スキルに現れたパーティ設定は、ステータス設定取得と2人以上で旅をする事と話をして承諾する事で、固有スキル覧に現れるのかも知れない。


 パーティ設定のスキルだが、普通に考えられるのは前者がLv1の固定でパーティ編成が可能なスキル、後者も同じくパーティ編成が可能でLvが上がる事で他の事も可能性があるスキルなのではないか考えられるのだが果たして、どうなのだろうか。


 同じスキルで必要なポイントの同じになると、普通に考えれば前者が地雷っぽいが、万が一があれば固定によるかなり有効なスキルが付いてきたりするはず。


 悩んだ末に、後者の固有スキルのパーティ設定を取得した。

 取得したことによって前者のパーティ設定は選択が出来ないよう灰色になった。

 どうやら、選択したスキルによって取得が出来ないスキルも存在するらしい、今後は慎重に選んで取得しよう。


 今回、固有スキルを取得を選んだ理由は、フィーリアと旅で序盤から役に立ちそうだったから取得したし、今後Lvを上げればもっと役に立ちそうだし、何より固有スキルにあるのでレアっぽい気がした。


 もう1つのスキルは性欲増強Lv1だ。

 これは、すでに取得しているだが問題なのは必要ポイントだ。

 Lvを上げる必要ポイントが0なのだ。

 昨日までは確かにLvを上げるのにポイントが必要だったはずが、今は全く必要がない。


 先ほど、ポイントを使ったので現在は、0ポイントにも関わらずに選択が出来る。

 スキルポイントを消費しないでLVを上げることが可能みたいだ。

 消費しないで、LVが上がるならLvを上げよう。

 性欲増強Lv1を選択して、何の問題もなく性欲増強Lv2になった。

 取得前より若干ムラムラが増したような気がする。

 次の必要ポイントが6必要みたいだ、今後は注意してみてみよう。

 今後は、スキルポイントも良く注意してみよう。

 スキルポイントが減少する可能性があるみたいだし。


 おや、パーティ設定を取得した為かステータス設定の画面が一新されている。

 最初の設定画面が俺の名前と空きが5つある。

 どうやらパーティーは6人が最高みたいだ。

 名前の隣にジョブとLvが表示されている。


 俺の名前を選択したら、いつものステータス画面がみれる。

 パーティ画面に戻って空きを選択すると、何やら呪文が思い浮かぶ。

 なるほど、空きの場所を選択して呪文を唱えるとパーティに入れる事が出来るのか。


 もしかしたら、パーティメンバーのステータス設定が出来るかもしれない。

 後でフィーリアに試してみよう。



 さて朝の時間もいい頃だし、そろそろ部屋を出て旅の準備をするとしよう。

 フィーリアを起こさないように、ゆっくりと立ち上がり昨日貰った服を着て部屋を後にする。

 リビングにくるとじいさんとばあさんが朝餉を食べて終えたのかゆっくり寛いでいる。


「おはようございます」

「おはようじゃ」

「まぁ、おはよう。 昨夜はどうでしたか」

「えぇ、ゆっくり休めました」


 昨夜は、大きな声を出していたのでばあさん達の部屋にはしっかりと聞こえてると思うが皮肉を込めてゆっくり休めた事にする。


「まぁ、そうですか、それは残念です」

「ばあさん、何が残念なのじゃ」

「まぁ、実は昨日フィーリアさんから防音布を貸して欲しいと言われたので準備したんですよ、ついでに獣人種族が発情する香を付けてお渡ししたんですけどねぇ。 何もなかったみたいなので残念です」

「なるほどのぉ」


 昨夜の大暴走は、ばあさんが一枚噛んでいたらしい。

 何という恐ろしい事をしてるのだ、そのお陰でいい思いが出来た訳だから文句は言わないけど。


「聞きたい事があるんだけど、防音布って何ですか?」

「何じゃ、防音布を知らんか? 防音布は音を軽減する効果を持つ特殊な布じゃ、大声など出しても聞こえにくくなったり、外の騒音を抑えたりするものじゃ。 最近は薄い布があるそうじゃが、うちには分厚い布しかない。 フィーリアの部屋で分厚い布がなかったか」


 ある、思いっきり見覚えがある。

 フィーリアの部屋の壁に四面に飾ってあり、しかも部屋の入り口には暖簾のように飾ったな。


 あの布のおかげで、仲良くしてた時の声はどうやら2人に聞こえて無かったようだ。

 このまま2人には何事も無かった事にしよう。


 ここまでの御前立てをして、こっちの暴走を抑えていたら恥ずかしかっただろうに。

 暴走しておいて良かったよ、ただ一つだけ懸念がある。


「香は、何かの害はあったりしますか?」

「まぁ、害はありませんよ、獣人種族を発情だけのものです。 発情期じゃない時に、かなり量を使用すれば発情期の時と同じような効果が得られます、なので発情期の時に使用するときは勝負時に使用するものです」


 発情期で勝負時に使用する香・・・

 駄目じゃないか、それは完全に子作りの香じゃないか。

 ばあさん、こっちの懸念をかなり肯定してるんですけど。


「安心せい、基本的に他種族との間は子供が出来ることはない」


 おおっ、そうなのか。

 なら安心だな、今後そういう事があっても後先考えずに獣になれるのは俺にとっても良い事だ。


「まぁ、もし子供が欲しかったら特別なアイテムを使えば、他種族でも子供を儲ける事ができますねぇ。 義之さんが、昔いた言われる人間族だったら特別なアイテムを使わなくても孫の姿がみれたのに」

「そうじゃな、あのアイテムは希少なアイテムだからな、貴族がオークションで高く買って取ってるからな。 もし義之殿が人間族だったら他種族でも子を儲けることが出来て、必ず他種族の子になるといわれているからのぅ」

「まぁまぁ、エルフ族の義之さんは大丈夫ですので、フィーリアが我慢できなかったらその時は宜しくお願いしますね」


 じいさんとばあさんは、冗談を言ったように笑い合っている。

 しかし、何て事でしょう。

 懸念が解消されたと思ったら、再浮上してきやがった。

 この2人、実は俺が人間族だって分かって言ってるのではないかと疑いをかけたくなる。

 その時がきたら、この世界で定住場所を見つけなければいけないが、その時に考えよう。

 この後、じいさんばあさんの他愛ない会話をただひたすらに聞いていた。



 会話が弾んだので遅めの朝餉を頂いた後、家の奥から大きな音がなった。

 どうやら、フィーリアの部屋の扉を勢い開ける音がして大きな足跡がだんだん聞こえてくる。

 どうやら、フィーリアが慌てた様な勢いでこっちに来るみたいだ。


「おじいちゃんおばあちゃん、義之さんが部屋にいなくなっちゃった。 もしかして、もう旅に出ちゃったの? 私を置いていったの?」


 駆け足でリビングにやってきたと思ったら、涙目になりながら絶望したような顔でリビングにやってきた。

 部屋にいないと気付いて慌てたのか、寝ていた格好のままリビングにやってきた。

 約束を破ったと思ったのか、リビングに俺が居ることに気が付いていない。


「まぁまぁまぁ、義之さんならここにいますよ」


 ばあさんは、俺はここ居ると方向に差し伸べて微笑んでいる。

 フィーリアは、ばあさんが示した方向を見て俺が居るのを確認するとそのまま突撃してきた。

 椅子に座っていたので、避けることも出来ずに椅子ごと押し倒されて、そのまま力いっぱい抱き付き離れようしない。


「何で勝手に部屋を出たんですか? 起きたら、義之さんが居なかったんで昨夜の出来事は、夢を見ていたと思っちゃたんですからね」


 抱きついてくるフィーリアに対して、反応をする事が出来なかった。

 反応がないと分かると余計に抱きついてきて、弾力のあるマシュマロ2つがさらに当たっている。

 突撃してきたから反応できなかったのではない、リビングにやってきたフィーリアに驚き反応できなかったのだ。


 寝ていた格好は昨夜、仲良くしている最中に気を失ったので、かぼちゃパンツを穿かせた状態で就寝していた。

 つまり服など一切着ないで、かぼちゃパンツだけ穿いた状態でこのリビングにいるのだ。


「義之さん、もしかして昨夜の出来事は不十分だったですか? ならもっと仲良くしましょう」

「あらあらあら、義之さんはきっと十分だったと思いますよ」

「そうなんですか、義之さん」


 固まってしまったので返事が出来なかったが変わりに、ばあさんが返事をしてくれた。

 ただし、ばあさんの顔は思いっきりの笑顔で微笑んでいる。

 フィーリアは、ばあさんの笑顔より昨夜のことの方が知りたいようだったので、コクンと頷いて十分だったと教える。

 十分だったと知ると先ほどの絶望感漂う顔ではなく安堵感のある顔つきになった。


「あらあらあら、満足してくれて良かったわね。 ところでフィーリアさん、朝餉を食べる前に服着てきたらどうかしら」

「えっ」


 今まで気が付かなかったのか、自分の格好を確認し俺と視線があった。

 今も、尚抱きついている状態でマシュマロ2つがダイレクトに俺の体に触れている。

 次第に、顔が真っ赤になり虎耳をピンと立てている。


「義之さん、見ないでーーーー」


 渾身の一撃を叩き込んで、駆け足で自分の部屋に戻ってゆく。

 渾身の一撃を貰って今日もまた立ち上がる事が出来なかった。


「昨夜は、そうとうお楽しみをしたそうじゃな」

「あらあらあら、まぁまぁまぁ」


 じいさんとばあさんの2人は、微笑ましく若干ニヤついた笑顔で笑っていた。

 完全に昨夜の事はばれてしまったようだが、半殺しにならないだけよしとしように

 床の上で転がりながら、そう思うことにした。


宜しければ感想、評価をお待ちしております。



スキルLvについて一応説明しておきます。

スキルLvは最大Lv5です。

Lv1 初心者  Lv2 初級者

Lv3 中級者  Lv4 上級者

Lv5 達人

のイメージをしてくれると幸いです。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ