異世界へトリップですか⁉
「ふふ…ふふふ…あははは…ここどこですかー⁉」
時を遡ること数時間前…
いつものとおり学校に行きーの、友達にツッコミーの、事故にあいーの、そして、現在。
そう…いつも通りの…ん?いやいや、待て待ておかしなところあったよね⁉おかしいところあったよ‼ちょっ巻き戻しして‼
いつものとおり学校に行きーの、
違う違う‼もうちょっと後‼
友達にツッコミーの、
もうちょい後‼
そして、現在。
いき過ぎじゃボケェ!!
事故にあいーの、
そこぉ!!
えっ、何で私、事故にあってんの?
それで私、森の中にいるの?
まさか…まさかまさかまさか…
「まさかの異世界へトリップですか⁉」
いやいや、落ち着け谷津沢 結菜!!
やづさわをやつざわと呼ばれていた日を思い出すんだ‼…嫌な思い出しかねぇっ‼
というか、異世界と決まった訳じゃない。
そうよ、車に轢かれてその勢いで森まで飛んで行ったかもしれないじゃない!!森一つない大都会だったけど‼
「誰だ⁉」
へ?
えっ、見つかった?
人に?
恥ずかしいことを口走ってたのに?
やべぇ
「ん?お前は…」
明らかに服装が某ゲームとかで出て来そうな感じだし、村人Aって感じだし。ってそんなに見んな。
「へ...」
へ?
「変態だぁああ」
「誰が変態じゃボケェ‼」
「ゴフッ」
ドサッ
や...やっちまった。
まさか、初対面の人に飛び蹴りを!!
どどどどうしよう。
とりあえず素数を…素数って何だっけ?
ああ...もう‼
ムクッ
「あの...すいませ「勇者様‼」
はぁ?
「貴方が伝説の勇者様ですね!!」
いやあの、手握られましてもってはぁあ⁉
「えっ、えっ、ぇぇええええええ⁉」
こうして私の冒険は、始まった。
つづく
いやつづかせたくないよ⁉