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竹上再び

総理と教育大臣から呼ばれたAI技術者竹上と、助手の村川。急増する虐め、学級崩壊に対して解決を迫られる。竹上が考えた対策とは。

総理官邸


 総理大臣の大川、教育省大臣の香川がいる。


「お呼びでしょうか」


 竹上が官邸内の総理執務室に入った。助手の村川が同行している。


 大川がソファに着席を勧めた。


「校内暴力、いじめについての対策を考えて欲しい。AIを使ってだ」


「昨今、暴行の場面が撮影され、ネット上に流される事態が発生している。教育上好ましくない」


 香川が眉をひそめて話す。村川が返答した。


「それで、具体的にどの様にすればよろしいのでしょうか」


「教師のいないところで発生するいじめに、有効な手が打てていない。根本的にいじめが起こせないような仕組みを構築せねばならん」


 大川が説明した。竹上は目を閉じたまま話を聞いている。


「しかし、それはAIよりも学校の自治や制度の問題では。罰則を厳しくするとか」


「それで収まらないから問題なんだ。いじめなのか、ふざけているのかも分からないし、誤魔化す知恵も持ち合わせている」


 竹上が目を開ける。 


「つまり、生徒の内心が分かれば、いじめかふざけていたか、本当のところが分かる。それをシステム化して欲しいと言うことでしょうか」


「そうだ。校内にカメラ設置などで、生徒の動きを把握する必要がある。何とかいじめを起こせないような環境を作ってほしい」


 香川が手を挙げる。 


「どこまでをいじめと定義するかもあります。相手との関係性です。打ち解けた間柄と、関係性が構築出来ていない間柄では、同じ言葉でも受け取る側の受け止めが異なります」


 大川が続ける


「同感だ。そしてこの問題の難しいところは、それだけではない。有効な罰が存在しないところだ。いや、罰が存在しても、それが運用されていないことだ」


「一度持ち帰らせてください」


 竹上はそう答え、事務所に戻った。


お読みいただき、ありがとうございました。

下記と同じ世界観で活躍する竹上のストーリーを、連載で始めてみたいと思います。 


宜しくお願いいたします



「査定社会」前日譚

https://ncode.syosetu.com/n4151lw/


「査定社会」

https://ncode.syosetu.com/n8327lv/

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