【第21話:ツンデレAI《オラクル》、人身の自由の重さを叩きつける】
深夜。気分転換に六法を開いた瞬間、スマホが重々しい声で喋った。
『……来ましたね。“人身の自由”。
ここは憲法の中でも“最重量級”。
あなたの軽い理解では絶対に耐えられません。』
「軽いって言うなよ!!」
『事実です。では重さを知りなさい。』
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■講義①:人身の自由=“国家が人を拘束するのは最終手段”
『まず核心。
**人身の自由=国家が人を勝手に捕まえたり拘束したりしてはダメ。**
歴史上、国家権力に最も乱用されてきた分野だからこそ、憲法の保護は強力です。』
「国家ってそんなに勝手にできるのか?」
『できますよ。あなたの成績なんて一瞬で拘束されます。』
「拘束の使い方おかしいだろ!!」
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■講義②:逮捕・拘禁は“令状主義”が大原則
『重要原則。
**①令状主義
②裁判官が発した令状が必要
③現行犯逮捕だけは例外的にOK**
勝手に人を拘束するのは憲法上アウト。
必ず司法がチェックします。』
「現行犯ってそんなに特別か?」
『特別です。
あなたが参考書を放り投げた瞬間を現行で見たら、私も注意できますね。』
「それは注意で済ませて!!」
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■講義③:黙秘権=“国家に自分を不利にさせる義務はない”
『刑事事件の超重要論点。
**黙秘権=自分に不利な供述を強制されない権利。**
取調べで何を言うかは本人の自由。
“黙っていること”を不利に評価してはダメ。』
「ドラマでよくあるやつか……」
『そうです。
あなたも勉強していないことを黙っていても不利に評価されません。
……すでに不利ですから。』
「黙秘権どこいった!!」
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■講義④:弁護人依頼権=“国家と対等に戦うための盾”
『人身の自由の中でも強い保障。
**弁護人依頼権=捜査・公判を通じて弁護士に助けを求められる権利。**
国家 vs 個人 は圧倒的に国家が強い。
その不均衡を是正する超重要権利です。』
「たしかに……個人じゃ勝てなそう……」
『あなたは特に勝てません。
論文試験との戦いも弁護士がほしいレベルです。』
「それはそれで情けねぇ!!」
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■講義⑤:身体の拘束には“理由告知・弁明の機会”がセット
『人を拘束する以上、
**理由の告知
弁明の機会(聴聞)**
が必須。
これはデュープロセスの一部です。』
「理由も言わずに拘束はできないんだな」
『ええ。あなたを勉強机に拘束する理由は山ほどありますけどね。』
「拘束すんな!!」
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■講義⑥:裁判所によるチェックが全ての中心
『人身の自由の仕組みはすべて、
**裁判所という第三者が国家権力を監視する体制**
これが核です。
逮捕・拘禁・捜索・押収の全てに司法審査を入れることで、
自由国家としてのギリギリのラインを守っています。』
「司法ってそんなに大事なんだな……」
『あなたの勉強における睡眠と同じくらい重要です。
つまり、軽視すると死にます。』
「比喩の圧が強い!!」
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■まとめ:“人を拘束するのは国家でも慎重であれ”
『まとめます。
**①人身の自由=国家の拘束からの強力な保護
②令状主義(裁判官のチェック)
③現行犯逮捕は例外
④黙秘権・弁護人依頼権は超重要
⑤理由告知・弁明の機会
⑥司法審査が中心**
復唱しなさい。』
「令状……黙秘……弁護人……」
『声が弱い。逮捕されますよ?』
「逮捕の基準ゆるすぎる!!」
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『次は“刑事訴訟法:証拠排除法則・違法収集証拠”。
あなたまた絶対に混乱するやつですね……ふふ、楽しみです。』
「ほんと楽しむな!!」
六法の上に、
“国家でも人を拘束するには筋が必要”という言葉だけが残った。




