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医師からの検診報告

 王国から来られたと言う「聖女」の診察結果報告となります


 年齢15歳 身長、体重、平均値より低め 髪は肩まで茶色、瞳は虹色という高魔力保持者特有のものとなります。

 五歳ごろまで農家の親戚の元で育ちその親戚に不幸があり、その後教会が経営する孤児院で育ち、十五歳国民全員が受ける「二次判定」により高魔力の持ち主だと分かり、「学院」への入学を許されて周囲に勧められるままに奨学生として入学したそうです。


 「虹色の瞳」は貴族、王族によく見られる特徴でありますが、平民、下民でも希にダンジョンや神域の近くで高魔力を浴び続けて居るものが虹色の髪に虹色の瞳の者が生まれる事があります。


 しかし大抵の場合「魔力過剰症候群」であり、体の魔力循環が滞っており、体の魔力が上手く使えていない者がほとんどです。


 彼女にその傾向は見られません。体の機能は正しく機能しております。

 高魔力に耐えられる肉体なのは貴族もしくは王族だけなので、おそらく貴族の落胤かと思われます。

 

 高魔力を保ち支えるために体が栄養を欲するためと成長期なので食事を摂る事が必須なのですが、学園に入ってからは公子たちに邪魔されたので思う様に食事がとれて居なかった様です。塩分と脂質の取りすぎに気をつけてキチンと3食、食事をとる様に気をつけて下さい。


 体も積極的に動かしていきましょう。体に魔力を上手く通せば、今まで以上に体が動き軽業師かというくらいに動けるようになります。


 次に霊力これは魂に関連する力で、主に神聖魔法や召喚魔法の元になります。治療魔法で霊力を使うと精神をも治します。

 霊力自体よくわかってないことが多いので詳しい説明は割愛させていただきます。

 ここでの要点は、一万人の魔導士のうち使用可能な霊力を持つ魔導士は一人ぐらいの確率の存在だということです。

 彼女の霊力はいままでに無いくらい高密度のもので、伝説に出てくる聖女様くらいでしょう。


 使用可能な魔術への適性ですが、元素魔術、錬金術、高位魔法と言われる、治療魔法 召喚魔法、精霊魔法、などの全ての魔法適性が有ります。

 霊力も保有して居るので神聖魔法、心霊魔法、の適性も有ります。

 

 聖女と呼ばれて居ただけは有ります。


 ここまで説明しましたが、彼女自身は自身の魔力特性、身体特性を知らなかった、全く知らされていなかったとのです。


 好意的に考えれば彼女の精神面に配慮したものだと考えられますが、彼女を何かに利用しようとする動きがあったのかも知れません。

 血縁関係などをこれから調べて行く様にします。

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