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12.無害で愉快
リコちゃんの記憶を読み取ろうと思ったけど、人道に反するってことでやめる。
ちょっと待ってると、リコちゃんが目を覚ました。
「起きたようだね」
「あ、は、はい……あのぉ」
「どうしたの?」
ヒキニートさんと、リコちゃんが話し合ってる。
それを……僕らはちょー遠巻きに見ている。
「あの人たちは、どうして距離をとってるんですか?」
「ああ、君を怖がらせないためだよ。怖いでしょ、あの化け物ども」
ちら、とヒキニートさんがこちらを見やる。
「どこ?」
と僕は背後を見る。
「どこかなー?」
とアイさんも後ろを見る。
『どこじゃろな?』
「いやどーかんがえても、お姉さん達でしょ……」
スペさんを抱っこしてる、ルクスリアさんがツッコミを入れる。
ええ、僕らが……?
「僕たち無害で愉快なたびびーとなのに?」
「君らが無害だったことある!?」
「なう」
「周り見えてないにもほどがあるだろっ」
しっけーな。
「僕らは周りに迷惑なんてかけたことないのに」
「けーすけくんのゆーとーりっ。わたしたちはただ、悪を滅ぼしてきただけなのにねー!」
「ねー?」
はぁ……とヒキニートさんがため息をつく。
「ぼくが会話するから、君らはそこで待ってなさい」
「「「ふぁーい」」」




