10.化け物フレンズ
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
半魔のリコちゃんが起きるまで、■庭の中で待機する。
カバンの中には立派なお屋敷がある。
「はぁい、けーちゃん」
「あ! ルクスリアさんっ!」
エッチな格好のお姉さん魔王、色欲の魔王ルクスリアさんがそこに居た。
「ルクスリアさんもここに?」
「そー。ここ居心地よくってねー♡」
ふぅん……なんでだろう?
「邪悪なるチカラで満ちてるからじゃない? 啓介君、魔神だし」
と、赤ちゃんヒキニートがそういう。
「ひどい。僕のどこが邪悪なの?」
「そうだよせばっちゃん! こんなに可愛いのにっ!」
「あ、アイさん……可愛いだなんて……。アイさんのほうが、可愛いです!」
「やーん♡」
僕たちがいちゃいちゃする一方、スペさんがぽんっ、と人間の体になる。
「確かにこっちの空間のほうが心地よいの。魔王のチカラに包まれておるようじゃ」
スペさんや?
今魔王って書いて、僕って読んでないですか……?
「啓介君も立派な八大魔王の一人だから」
「いやいや、僕はカバンの勇者ですよ?」
「誰も君のこと勇者って思ってないから」
え、ええ!?
そ、そんな……。
トレードマークのカバンも携えてるのにっ?
「残念だけど、君のこと勇者って呼んでる人の方が少ないから。圧倒的に【鞄の悪魔】とか【カバンの魔神】だから」
そんなぁ~……。
いったい僕の、どんなところが、悪魔とか魔神なんだろう……?
「カバンから触手だしたり、ビームだしたりしてるからじゃない? あと首を詰めようとするとことか、完全に妖怪だもん」
「? つまりクールでかっこいいってこと?」
そういうことだよね?
妖怪ってかっこいいし。
「けーすけくんは……かっこいいっ!」
「アイさん……!」
アイさんは僕のことすぐ褒めてくれる。だいすきっ。
「わしもケースケはかっこいいと思っておるぞ!」
「すぺさーん! しゅき~!」
優しい人たち囲まれて、僕ぁ……幸せだなぁ。
「はいはい……っと、リコちゃんが起きるみたいだね」
うーん……とリコちゃんが目を覚ます。
「あ、おはようリコちゃん」
「は、はい……って、ええええええ!?」
ぎょっ、とリコちゃんが僕とスペさん、アイさん……そして、ルクスリアさんを見やる。
「な、なな、七大魔王が……二体も!?」
スペさんとルクスリアさんを見て、リコちゃんが驚く。
「七大魔王を二体も携え、その上勇者を二体も……きゅう……」
またリコちゃんが倒れてしまった。
ええー……。
そんなに怖いかなぁ?
「これがね、一般人の感覚なんだよ? 啓介君、大事なモノをカバンに奪われちゃってるけど」
「なにそれ?」
「人間性とか、一般常識とか」
しっけーな。人間性も、一般常識もありますよ……?
【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】
新作の短編投稿しました!
タイトルは、
『悪役勇者が今日もパーティから有能な人材を追放する訳〜魔王を倒した勇者、平和になった世界を旅しながら、パーティで不要となった人材を拾い育てる。今更俺の価値に気づいても遅い、そこに俺は居ません』
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