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【書籍化】カバンの勇者の異世界のんびり旅 ~実は「カバン」は何でも吸収できるし、日本から何でも取り寄せができるチート武器でした~  作者: 茨木野
第4部

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128/138

128.もうやだ

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



「はぁ……。本当に趣味が悪いのね、貴方って」


 ルクスリアさんは呆れ返りながらも、僕の命令には逆らえない。

 彼女が艶めかしい指を鳴らすと、宙に魔法陣が展開された。

 色欲の魔王が持つ、死霊蘇生ネクロマンスの力。

 本来なら禁忌とされる、死者の魂を肉体に呼び戻す外法だ。


 光の粒子が集まり、何もない空間から肉体が再構成されていく。

 数秒後。

 そこには、先ほど僕が木っ端微塵にしたはずの魔族、シソが全裸で転がっていた。


「……ッ!? ここは……おれは、死んだはずじゃ……」


 シソが自分の体をまさぐり、生きていることを確認する。

 そして、ゆっくりと顔を上げ――僕と目が合った。


「あ」


 僕がニッコリと微笑むと、シソの顔色が青を通り越して土気色になった。

 恐怖で瞳孔が開いている。

 無理もない。

 圧倒的な暴力で殺された相手が、目の前にいるのだから。


「ひ、ひぃいいいいいいっ! す、すみませぇええん! 許して! なんでもしましゅ!」


 シソが床に額をこすりつけ、涙と鼻水を垂れ流して命乞いをする。

 魔族としてのプライドも何もない、無様な姿だ。

 うんうん、元気になってよかった。


「おかえりなさい」


 僕は優しく声をかけながら、勇魔の短剣を真横に薙いだ。


 シュパンッ!


 軽快な音が響く。

 シソの首がポーンと宙を舞い、ゴロゴロと床を転がった。


「よし、GET」


 僕は転がってきた生首を拾い上げる。

 うん、これこれ。

 やっぱり、ちゃんと形が残ってないとね。


「……あれ?」


 ふと、疑問が浮かぶ。

 こいつの能力は『あべこべ』。

 強い攻撃であればあるほど無効化し、反射する厄介な特性を持っていたはずだ。

 さっき戦った時は、僕の攻撃を何度も防いでいた。


 なのに、今の斬撃はあっさりと通った。

 なぜだ?


『こいつの能力アビリティ、パッシブ(常時発動)じゃなくて、アクティブ(任意発動)だったんだろうね……』


 ヒキニートさんが呆れたように解説してくれた。

 なるほど。


 強い攻撃を弾くには、「弾こう」という意思が必要だったのだ。

 だが、今のシソは僕への恐怖で心が完全に折れていた。

 防御するどころか、思考すらまともに回っていなかったんだろう。

 だから、ただの物理攻撃であっさり死んだ。


「なーんだ。じゃあ最初から、心をへし折っておけばよかったんじゃーん」


 そうすれば、あんなに苦労して木っ端微塵にする必要もなかったのに。

 次からは、まず徹底的に絶望させてから殺すことにしよう。

 その方がエコだしね。


「……もうやだこの魔王」


 ルクスリアさんが頭を抱え、ボソリと本音を漏らしていた。

 あれあれ、ルクスリアさん?

 間違ってますよ?

 魔王じゃあないよ? 僕。


【おしらせ】

※1/30(金)


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よろしくお願いいたします!


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― 新着の感想 ―
>あれあれ、ルクスリアさん? >間違ってますよ? >魔王じゃあないよ? 僕。 そうだね魔王よりおぞましい名状しがたいなにかだね!
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