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【書籍化】カバンの勇者の異世界のんびり旅 ~実は「カバン」は何でも吸収できるし、日本から何でも取り寄せができるチート武器でした~  作者: 茨木野
第4部

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ブチギレ勇者

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 魔族を見つけたので、とりあえず悪即斬した。

 そしたら、殺せなかった。

 つまり、判定的に『悪い魔族』じゃあないみたいだ。


 というわけで、その集落にいた魔族のリーダー的な人に、話を聞いてみることにした。


「話して」


「はいぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」


「なんと素直な」


「そりゃみんな命が大事だからね……」


 と、ヒキニートさん。わかる、命大事。


「で、何やってたの……?」


「……我らは逃げてきたのだ」


「誰から?」


「マゾキング様から」


 魔族王ってやつから逃げてきたらしい。名前がすごいな。


「なして?」


「あいつは……あいつは! 魔族を殺し、その首を集めていたんだ!」


「なんだって……!」


 魔族を殺して首を集めるだぁ……?


「なんて悪い奴だ……!」


「いや、君も同じ事してますやん……」


 と、ヒキニートさん。ひどいっ。


「僕はただ悪い魔族をやっつけて経験値を稼いでるだけだもん! 罪もない魔族を殺し、首を取って愉悦に浸るようなマネはしないもん!」


「うーーーーーーーん……まあ、うーん……」


 なんでヒキニートさん納得してくれないんだろ。不思議!


『で、マゾキングはなにゆえそんなことをしてるのじゃ?』


 と、子犬スペさんが尋ねる。

 魔族の長は震えながら答えた。


「我らの命を用いて、何やら大規模な儀式を行っておるのです」


「儀式……?」


「ええ。我ら魔族は儀式のためのイケニエにされているのです」


 にゃるほど……。だから逃げてきたと。


「ん? ってことは、マゾキングは君らを追ってくる……?」


「はい……」


「なるほど……よし! じゃあ……君たちを保護します!」


「!?」


 魔族達が目をむいてる。


「けーすけくん……」


 ゆらり……とアイさんが近付いてくる。体からは……殺気的なものが溢れ出ていた。


「悪を許すの……?」


 ごぉお……!


「ひぃいいい! アイちゃんからとんでもない殺気がぁ……!」


 ズバババババババババ……!


「アイちゃんから吹き出した殺気が、刃となって周囲に吹き荒れてる!?」


『剣の達人は殺気ですら相手を斬ることができるのじゃ……さすがというべきか……』


「感心しないでよ! 止めて、けーすけくん!」


 どうやらアイさん、僕が悪(魔族)を庇っていることに怒ってるようだ。


「違うよアイさん!」


「けーすけくん……あたし、けーすけくんを許せない……!」


 スッ……とアイさんが手刀を構える。

 すぱぁん!


「啓介君の腕が吹っ飛んだ!?」


『振り上げた手刀……それだけで腕を斬り飛ばしたのじゃろう』


「手刀を振り上げただけで!? 手刀で腕すっとばしてる時点でおかしいのに、振り下ろしてすらいないのに!?」


『うむ、剣の達人じゃからな』


「それ言ってれば何やっても許されるって思ってない!?」


 すごいや、アイさん。

 でも……僕は言う。


「アイさん落ち着いて」


 落ちてる腕を拾って、僕は切断面に押しつける。

 ぐちゅり。


 ぐーぱー。よし、動く。


「何で動いてるんだよ!?」


『ケースケじゃからな』


「もはや理屈を考えるの放棄してない!?」


『人間じゃあないからの』


「あ、そっか」


 なんか納得された。多分ルクスリアさんが治癒の術を使ったんだろう。


『おねえさん使ってないわよ……』


『無意識に取り込んだ魔王の力を使ってるのやもしれん』


 僕は再びアイさんに近付く。


「話聞いて!」


「やだ! 悪に与するけーすけくんなんて許せない!」


 アイさんが両手で手刀を作る。それだけで、僕の手足や首が吹っ飛ぶ。


「収納!」


 吹っ飛んだパーツが、僕のカバンに吸い寄せられる。そんで……切断面にくっつく!

 バチュンッ……!


「なんなのこの人外バトル!?」


『まあアイとケースケじゃしな……』


「説明放棄しないでってば!」


 僕は斬撃の嵐を潜り抜け、アイさんに近付いて……抱きつく。


「はう……♡」


「アイさん落ち着いて。これはね……エサだから」


「エサ?」


「うん。マゾキングはそこの魔族を追ってきてるんでしょ? なら、こいつらをエサにすれば、巨悪が追いかけてきて……釣れる」


「!? そっか……こいつらは大きなあくを釣るための……えさなんだね!」


「ざっつらいと! だから……生かしてあげようよ? 改心しなかったら後でぶっ殺せばいいし」


「そっか……そーだね! じゃあ生かしてあげよう!」


 ほぉ……良かった、アイさん暴れるのやめてくれて。


「良かったですね(にっこり)」


「…………」


「あれ? リーダーさん?」


 魔族のリーダーさん、および一緒についてきてた魔族達が、泡を吹いて気を失っていた。あれれ?


「どうしたんだろう?」


「恐怖でやられたんでしょ……」


「!? まさかもう巨悪が迫ってきてるの!?」


 わくわくする僕たち。


「もう君らだよ、巨悪……」


【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『捨てられ聖女はキャンピングカーで気ままに異世界を旅する』



広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。



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