残念ながら当然です
スペさんに、魔力感知を使ってもらった。
スペさんは現在、聖武具と合体している状態だ。
通常よりも広範囲におよぶ感知を行ってもらった。
けど、そのせいでヒキニートさん死んじゃった。
「あれ? このミンチ肉なぁに?」
僕たちの足元に、ぐちゃぐちゃの何かが落ちている。
「ほんとだ、なんだろねこれ」
つんつんつん、とアイさんが指で突く。
本当に、なんだろこれ……?
「ん? 待って待って待って、リコちゃんは? 半魔のリコちゃん!?」
ヒキニートさんに言われ、そういえば、さっきからリコちゃんがいないことに気づいた。
おかしいな、一緒に来ていたはずなんだけども……
「鑑定!」
ヒキニートさんがすかさず、このミンチ肉に、鑑定スキルを使用する。
さぁ、とヒキニートさんの顔から血の気が引いた。
「せばっちゃん、どうしたの?」
「このミンチが、リコちゃんだよ!」
「なんだって!?」
ど、どうなってるの!?
まさか、魔族による攻撃!?
「魔王の感知スキルに耐えきれなかったんでしょ」
と、ヒキニートさん。どういうこと……?
「魔王と勇者と魔神、この力が合わさった感知スキルの威力が高すぎて、勇者は死んだ。半魔のリコちゃんも同様、しかもリコちゃんのほうが体がもろいから、ミンチになっちゃったんだよ!」
な、なるほど……
って、あれ? じゃあ、これってスペさんと僕のせいで、リコちゃん殺しちゃったってこと!?
「る、ルクスリアさーん! すぐに蘇生を!」
「はいはいっと」
色欲の魔王の力を使い、リコちゃんを蘇生させる。
「怖がらせてごめんね」
「ひぃいいいいいいいいいいいい! 悪魔ぁああああああ!」
あれ? 今怖がるの……?
「残当」




