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物語の主人公にはなれません〜魔力なしの令嬢に転生しましたが、なんとか踏ん張ります〜  作者: しーしび
6章 モブなのに実は聖女の知り合いです
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4

──単なる嫉妬だったのかも


私は、自室に向かいながらそう考える。


嫉妬だったのかもしれない。

レイナは私にできない壁を簡単に乗り越える。

気持ちが絡みすぎて分からなかっただけで、私の感情は嫉妬だったのかもしれない。


そうでなければ、自分の登れなかった梯子を登っただけのレイナにこんな気持ち抱かない。


持ち物が一緒になったのももしかしたら本当に偶然なのかもしれない。

それが、レイナが持っている方が似合っているから私は嫉妬していただけなのかもしれない。


──ヒロインになれない人間が、ただ悲劇のヒロインぶってたのか…


そう思うと無性に恥ずかしい。


レイナなんか関係ないと私は私らしく生きるなんて思っていた自分が恥ずかしい。


「馬鹿だなぁ…」


私は冷え切ったおでこに手を当てる。


中学生の頃、誰もが私をレイナの真似っことしか見ていないことがただ恥ずかしく、レイナは認められている事が羨ましかったのかもしれない。


──なんか、ノアもタメ口だったし


やっぱり私は、友達の交友関係さえ気になってしまう心の狭い人間なのかもしれない。

あんな口調のノアは知らなかった。


──やな奴だったか…


ほんの少しだけ、自分は間違っていないという自信があった。

あったのだが、この心の蟠りは認めるしかない。

私は嫉妬深く、所有意識の強い分類なのかもしれない。


だから、同じ持ち物を持つレイナが許せなくて、嫉妬してたんだ。


全部がつながっていく。


「結局、私は何も成長してないって事かぁ~」


ママさんは考えすぎるなと言ったが、これは私が避けていただけで、ちゃんと考えればわかっていたのかもしれない。


それでもどこをどう後悔すべきなのか分からない。

そう簡単に人は変われない。

嫉妬しても仕方ないじゃないかとさえ考えが浮かんでくる。


「だから嫌な奴なのか」

「誰が?」


私が呟いて歩いていると、いきなり後ろから声が聞こえた。

すぐ側だったから、振り返ると──


「……ノア?」

「うん」


特に表情のないノアは頷く。

それはいつものノア。


──ノアだ


久しぶりに会えた彼に私は少し夢心地だった。

さっきレイナといたノアは画面の向こう側の人のようで、なんだか本当にいる気がしなくて確かめる為に声をかける。


「…なんで……ここに?」


さっきまでレイナといたのに。


「ミンディ嬢がいる気がしたら」


ノアは目尻を柔らかくして言った。

その私の好きな表情は冷めた部分をさらに絞る。

後ろめたさがより追ってくる。


「あ、そっか…。ノアはマナが感じれるからだよね」


知っているはずの事実を自分に言い聞かせるために口に出した。

勘違いしてはいけない。ただの友なのに欲張ってはいけない。

視線は自然と下に落ちていく。


ノアは自分に言われたのだと思って頷いた。


「うん。ミンディ嬢のならすぐに分かるから」


床に到達しそうな私の目がギリギリで止まった。

ノアの一言一言に反応してしまう。


「絶対いると思うと、つい走ってしまった」


ノアがそう言った時、ゆるい風が吹いた。

私はその風に弾かれるように顔をあげる。


ノアは、ガラス細工のような美しく繊細で、愛おしそうな笑みを浮かべていた。


──あぁ、ダメだ


鼻の奥がツンとした。

自然と唇を尖らせて私は込み上げるものを堪えた。


──今、言われたら…


今はすごく惨めな気分なのに。

ノアが今まで言ってくれた言葉が沢山浮かんでくる。


ノアはすぐに感動するし、私を褒めてくれる。

絶対、大袈裟で、他の人から見たら「人として当たり前じゃん」っていうものなのだと思う。


けど、ノアは絶対嘘はつかない。

ノアが心からそう思ったから言ってくれる。


ノアの見る私は、きっといいように見えすぎなのに、本当はもっと醜いはずなのに──


「私っ…嬉しいとかっ……思っちゃうじゃんっ……っ───…」


私はその場で耐えきれずにボロボロと涙を溢れ出した。

泣くなんてまた悲劇のヒロイン気取りな気がして嫌なのに、それでも止まらない。


「えっ…、ミンディっ…」


ノアは突然の私に驚きすぎて、いつもと違う呼び方をした。


「ううっ…う゛っ……」


私はなんとか止めようとしても溢れてきて、嗚咽のような汚い声を出してしまった。

やっぱり、ヒロインにはなれないとか頭の隅で思う。


──きっと、レイナならもっと可愛く笑うのに……


鼻水も出てきてぐしゃぐしゃな顔だ。


ノアはノアで、自分の体をわちゃわちゃと触っていた。


「あっ…ミンディ嬢、すみませんっ」

「!!」


ノアはそう言って私を抱きしめた。

一瞬で、私の視界が真っ暗になるもんだから私もびっくりした。


風によってほのかに感じていたノアの香りがよりはっきりと感じる。

男性らしくない、爽やかでほのかに甘い香り。


──ノアだ


香りで分かってしまうなんて変態なのかもしれない。

私の鼻腔をくすぐる彼の匂いは、おひさまのようにあたたかく、溺れてしまいそうな恐ろしさもある。


「ハンカチがなくて…ごめん」


ノアが私の頭を抱えて囁く。

私の耳に、微かに彼の息がかかった気がした。

なんだか堪らなくて、私は自然とノアの服を握ってしまった。


タカタカッ


人が隣を焦るように通っていく足音が聞こえた。


ノアはやっぱり背が高くて、そこそこ背のある私さえも簡単に隠してしまっていた。

私の顔はノアの胸に押し付けられるような形である。

ノアがしっかりと私を抱きしめていて、意外と力が強くて──


──ノアだ。ノアだ…


この人がノアだと改めて感じる。

ノアの心臓の音まで聞こえてくる密着具合。


──私とここで生きてる人だ…


そう感じると、ここが今の私の世界だと改めて思えた。

レイナと過ごした場所は私にとって前世であって過去。

ここは17年生きてきた、違う場所。


いつの間にか涙は止まっていた。


その間、ノアはずっと抱きしめてくれていた。


何も言わず、ずっと。


ただあたたかくて、溺れるこわさはその時はどうでもよかった。


「あ」


暫くして、ノアが声を上げた。

バッと私を離す。

鼻水がビヨーンってなった。


今度は私が慌てる番で、ハンカチを取り出して鼻を押さえる。

ノアの服も汚してしまっていて、ハンカチの綺麗な面で拭く。


なんとも色気のない。


「ごっ、ごめんっ…」


私は恥ずかしくってノアの顔は見れなかった。

顔をあげる勇気は一切なかった。


「別にいい。洗えばいい」

「い、いやっ、よくないっ…」


乙女として何か大切なものを失ってしまいそうだ。


「いい。こっち」


ノアはそんな私の手を掴んだ。

やっぱりだけど、私よりちょっと力強いその手に引かれて、私は歩き出す。

意外と歩くスピードは早くない。


「ノアっ、どこへ?」

「いい所」

「え?」

「こっち」


ノアはわざとかどうか分からないけど、曖昧で断片的な事を言って私を連れていく。

建物を出て、そこからどこかへ向かう。

私の知らない方向で、全く予想はつかない。


宮廷の庭をどんどん進んでいく。

太陽の光がノアの漆黒の髪を煌めかせる。


──ノアって青よりの黒髪なんだな


日本人の黒とは異なる輝きを見せる彼の髪を私はぼんやりと眺める。

それは周りの緑と異質な色合いのようで、何気に溶け込んでいて神秘的だった。


「ここ」


木々の間を通り抜けた場所に少しだけ開けた場所がある。

それは知らない建物のすぐ側で、2階と思われる壁面には窓があり、開いていた。


「え、ここは?」

「しっ」


私が問いかけるとノアは少年のようなあどけない笑顔を見せ、口元に人差し指を添えた。

そして、私を引っ張って、建物の壁面に背を向けるとそこに座り込む。

ノアは私に座れというように、地面をぽんぽんと叩く。


私は汚れる事も構わずに、言われるがままにその場に座った。

気づいた時には座っていたから、汚れるって思った時には後の祭り。


なんだろうと思っていると、2階の窓から音が漏れているのに気付く。


バイオリンの甲高い音に、管楽器の弾けるような爽快な音、打楽器の安定した響きは心臓を揺らされるみたい。


「僕の秘密の場所」


ノアが呟いた。

ノアの声色も楽器みたいで、優しい響きがその場に似合っていた。


「2階は宮廷楽団の練習部屋」


ノアが指差して説明をする。

遠慮なく壁に背をくっつけて、いつもよりかリラックスしているノアは上を見上げる。


「ちょうど、木陰にもなる」


ノアの顔にも影が落ちるも、風に揺らされてその影が動く。

木漏れ日が彼の透明感のある水色の瞳をより煌めかせていた。


音や情景、そこにいるノア全てが芸術作品のようだった。


いつもだったら感動してしまいそうなその光景に、今日は私を少しだけ苦しくさせる。


「ミャー」


そこに小さな野良猫がやってきた。

まんまるな瞳をパチクリさせて、トテトテとこちらにくる。

すると、ノアは手を差し出して、その子猫を迎え入れる。


「久しぶり」


野良猫を抱き上げると、大きな手で喉元を優しく撫でる。

意外と慣れた手つき。


「いつもこの子もいる。前は母猫もいたが…多分……」


ノアが言葉を濁す。

そういう事なのだろう。


ノアは暫くの間、子猫を構うと、ポケットから何かを取り出して子猫に与えた。

子猫が食べ物に夢中になっていると、ノアは目を閉じて顔を上に向ける。

子猫がノアを甘噛みしたりモゾモゾとしていても、じっとしていた。


私は何をする事もなく、膝を抱えてそんなノアを眺めていた。


ノアの目の下にクマがある。

寝不足なのかもしれない。


「ミャー」


子猫は今度は私の足元にやってくる。


「私…何も持ってないよ」


私はエリザベスぐらいしか動物と関わったことがないのでぎこちなく両手をあげて降参する。

だけど、子猫はお構いなしに私の足に擦り寄ってきた。

ふわっとした毛並みが足首に触れる。

くすぐったいのに気持ちがいい。

私は恐る恐る触ってみる。


──わぁあああ


フアフアの毛並みは本当に綺麗で、柔らかい。

見た目と手触りが、今まで触ったことのないものだった。


「ミャー?」


コテンと首を傾げる子猫ちゃん。

一瞬で心がやられた。


「だ、抱き上げてもよろしい?」


つい、子猫相手に聞いてしまった。

すると、いつの間にか目を開けていたノアが返事をした。


「どうぞ」


ノアはクスリと笑って、子猫を抱き上げると私の手のひらに乗せた。


「ミャー」

「うわぁ…」


もう、柔らかさとか可愛さとか、その小さな儚さとか全部に心を奪われる。

全てが100点満点で、この子猫のひと鳴きで奴隷に落ちてしまう。


「可愛いよね」


私が感動しているのがわかったのか、ノアはよりのんびりした声で言った。

なんだか少し眠たそう。


ノアの口から「可愛い」って言葉がすんなり出てくるとは思わなかった。

一瞬、そのフレーズにドキッとしたけど、バレないように顔を引き締める。


「小さい頃からここがお気に入り」


ノアはぼんやりと呟く。

公子で皇族の血を引き継ぐノアは宮廷に小さい頃から出入りしてたんだと思う。

きっと、1人になりたい時のノアの癒しの場だったのかもしれない。


「この猫は楽団で飼ってる猫」

「そっか、お前、野良じゃないのか」


私は子猫に話しかける。

私の手が気に入ってくれたようで私に大人しく撫でられている。


「首輪がないから勘違いしちゃった」

「そっか、首輪。いい考えだ」


ノアはのんびりとそう言って、私の顔を覗き込んだ。


「!」


久しぶりのドアップに動揺せずにはいられない。


ノアは黙って私の目を見つめると、長く綺麗な指でそっと私の目元をなぞる。

ママさんと違う手に私は、少し体をびくつかせた。


「っ…な、なに?」

「腫れてる」

「そっ…それは…」


観察物の報告をするかのようなノアに私は顔を少しよじらせて抵抗をした。


だけど、すぐに視界が真っ暗になる。

ノアが私の目にそっと手を乗せたみたい。


大きなノアの手が私の視界を遮ると、少しひんやりとした。

なんだか心地よくて、私も目を閉じる。

多分、ノアが魔法で冷やしてくれているのかも。


「…」

「…」


懐かしい沈黙が流れる。

あぁ、ノアの空気感だって感覚を取り戻してきた。


「…会えないくらい忙しかった?」


私はゆっくりと吐き出すように問いかけた。

やけに自分の息が生暖かく感じた。


「うん。神殿やら元老院やらに振り回された」


ノアも答えてくれる。


「聖女も無意味な会話にもつきあわされるし…」


そう呟くノアの声は少し疲れている。


ノアは会話は上手くないけど、会話すること自体は嫌いじゃない。

だから聞くこと自体は別に苦じゃないと思うのに。


「毎回、神殿と元老院の往復は疲れる」


──ずっとレイナのところにいるわけじゃないんだ…


それを聞いて少しほっとした。

でもやっぱりレイナとは話しているみたい。


「聖女は──」

「その話はしたくない」


聞こうと思ったら、ノアは拗ねたような声を出す。

なんだその声。

視界が遮られているから、顔が見えない。


「…」

「…」


また沈黙。

やっぱり、ノアとの会話だ。


「ノア、ありがとう」


視界が無い分、なんだかいつもよりもすんなりと言葉が出る。


「ノアが庇おうとしてくれて、嬉しかったよ」


なんだか小学生の感想文みたい。

ノアの手が少し動いた気がする。


「…僕も」


ノアの声が、少し元気になって返ってきた。


「ミンディ嬢の姿を見て、すごく安心した」


ノアの少し低い声が、打楽器のように私に打ち付けられる。

心臓を無理やり動かされたようで、やけに血行が良くなった気がした。

ノアの手が触れそうが距離にあるから、この熱が伝わりそうで少し焦る。


「わっ、私よりエリザベスの方が心強かったでしょ?」


声が裏返った。


「それはミンディ嬢が連れてきたから。ただ彼女が来ても安心まで出来ない」


ノアは律儀にエリザベスのことを彼女なんて言う。


「…ノアは私のことを勘違いしてるよ」


さっき気づいてしまった私の醜い部分。

友達さえも独占したいとか、自分は違うから簡単に嫉妬してしまうそんな人間。

ノアのような優しい人にはきっと分からない。

羨ましいと素直に言える人には分からない。


「私は凄くないし、人に褒められる人間じゃないよ」

「…」


言った後に後悔した。

大切な友人だからこそ、こんな醜い自分を見られたくない。


ノアは暫く黙り込んだ後、ゆっくりと言葉を紡いだ。


「ミンディ嬢が自分をどう思っているかは僕には分からない」


ノアの穏やかな声色の前ではやけに自分が小さく思える。


「けど、僕の知ってる君は十分素敵だ」


──あぁ、やっぱりこの人は…


また込み上げそうなものを私は堪えた。

折角冷やしてくれているのに、台無しになる。


「私は、さっきまで自分は正しいとか、自分だけの価値観で思い込んでたんだよ。ただの嫉妬だったのにさ。自分勝手な決め付けて、自分は悪くないとか思い込んで…それで相手を怪しんだりしてさ……」

「……」

「ノアの思ってくれているような私は、本当の私じゃない。…それこそ、自分の価値観だけで語り続けていたただのエゴだったのかもしれない……」


色んなことに自信がなくなる。

それでも、自分は相手の気持ちを考えて行動しているみたいな顔をしていた。

どこまでも自分に酔っていた馬鹿者だった。

だって、レイナへの劣等感がいまだに私の中にある。


「……だったら、僕の考えを否定しないでくれ」


ノアが私の目にかざした手をずらして、両手で私の顔を包む。

ノアの親指がそっと私の下睫毛を撫でた。


凄く怖かったけど、ノアの強い声色につられて目をゆっくりと開ける。

ノアはまっすぐ私を見つめていた。

透明感のある瞳はその奥に何か強い光がこもっているように静かに煌めく。


「僕が、君に関わってそう感じたことだ。これは僕の価値観で決めたことで、君が決めることじゃない」


ノアは無表情でそう言い切った。

いつもより力強く、そして少し男らしかった。


──本当だ…


また私は人を否定してしまっていたのか。


──あのノアが頼もしい…


「ふふっ」


もっと面倒見なきゃとか思っていたのにと、いつもと違う印象のノアに私はつい、閉まりきっていない蛇口のように笑い声を溢した。


──そっか、そうだ


「ははっ、そうだよね。ノアの言う通りだ」


知らなかった。

そうだ。折角言ってくれてるんだ。

お世辞でもなく、ノアは心からそう思ってくれているんだ。

どんなエゴで私が振る舞おうと、ノアの目には私がそう映ってるんだ。


「ノアには私がすっごく魅力的に見えてるのならいっか」


自分の全てが恥ずかしかったのに、いつの間にかそれが嬉しくなっていた。

ノアも私を見て、お日様のような優しげであたたかい笑みを向ける。

目が細められいるのに、ノアはより輝いて見えた。


「そうだ。だから、君も迷いながら君らしく頑張ればいい。僕はそんな君が好きだ」

「うん。ノアの自慢の友として頑張らなくちゃね」


ノアの好きがどんな意味なのか私はよく知っている。

今まで無駄に仔犬のような目で見つめられ続けてきたわけじゃない。


「あぁ」


ノアにしては珍しく砕けた返事を返してきた。

そして私の頬に添えている手を離した。

少し名残惜しかったけど、それは言わない。


「ノア、ありがとう」


私はノアにもう一度伝えた。

これは多分、さっきと全然意味が違うものだと思う。

だって、私にとってもノアは自慢の人なのだ。


ノアが自慢に思ってくれてる自分が誇らしい。

価値観が良くないなら、これからまた迷って探せばいい。

絶対ではない自分をこれからも探していけばいい。


きっとノアもそうだ。

ノアもいつも迷って探して、分からなくなっても自分の意思を貫く。

完璧に思われているけど、迷いながら頑張るノアが素敵なんだ。

不器用でも自分の納得できる道を探すノアに私は惹かれた。

きっとただの完璧人間なら、「ほえー」で終わってた。


「僕も、ありがとう」


また返された言葉がやけに嬉しかった。


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