表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

王様の願い事

作者: 不安定

ある所に王様がおりました。王様のいる場所は大切に守られており、食事は決まった時間に従者が持って来ます。

王様の所には一日に沢山の人がやってきては、羨望の眼差しを向け、興奮をした様子で声を出したり、手を振ったりしていました。

ある日王様は彼らが何を言っているのか聞きたいと思いました。そしてその日から神に祈り始めました。

しかし祈っても祈っても届いてないのか聞こえるようにはなりません。

そんな日が続き諦めかけていたある日、誰も入ってこれないはずの王様の部屋に一羽の鳥がとまっていました。王様はビックリしましたが、すぐにたてなおし鳥に何者かを尋ねました。

鳥が少し笑いながら

「あなたの願いを叶えてあげましょう」と言った途端に光はじめました。

王様は『答えになってないぞ』と思いながらも、部屋を満たす光に為す術なく包まれながら気を失った。



『はっ』と王様が目を覚ますとそこはいつもとなんら変わらない部屋でした。「なんだ。夢だったのか、変な夢だったなぁ」と一言こぼし寝ぼけていると、従者が入ってきて「起きてー」と言って来ました。従者が何を言っているのか理解できてビックリしました。それと同時に『馴れ馴れしいな』と思いました。

それから人を迎える準備をしている間もずっと馴れ馴れしい態度で接して来たので、『自分ってそんなに威厳が無いのかな』と思いガックリして『こんなお願いしなきゃ良かったかな』と思いました。



準備を終えて何時ものように人を待っていると

早速一人目がやってきました。王様がため息混じりに見ていると、「かっこいいー!」という言葉が聞こえてきました。

王様はその称賛の声に『ウンウン、やっぱりこの反応だよね。』と思い、とてもうれしい気持ちになりました。

次々と来る人たちも訪ねて来ては、同じように王様を誉めて帰って行きました。



日も暮れてきて訪ねる人がいなくなった後、最後に従者がやって来て「今日もお疲れ様」と言いました。やっぱりちょっと馴れ馴れしいなと思いながらホッコリした気持ちで『神様ありがとうございます』と心の中でお礼を言った王様でした。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ