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 一方その頃、源蔵は?

 フッフッフ……、よし! やったぞ!!


 ワシの中の1人が香織のものになった……♪


 なんだか少し、頭が軽くなったのう♪


 じゃが、まだまだワシの中には色んなやつ等がおる。はて、一体どうしようかのう? 押し付けるヤツがいないではないか。



 おっと、皆さんこんにちは! ワシは、香織の師匠の狩嶋源蔵というものですわい。

今、ワシは「おねだりキャラ」を巧く香織に押し付けられて自画自賛していたんじゃ♪


 しかし、……はてさて、弟子がいなくなった今、どうやって残りのやつ等を押し付けようかのう?


 指輪の石の部分、ワシはキャラクターストーンと呼んでおるが……、

ん? 頭のどこからか、声が聞こえてくる。何か気になることでもあるのか?


 おっと、キャラクターの意味は、登場人物ではないぞ? 「性格の石」っていう意味でキャラクターストーンと呼んでいるわけだが……、え? そこが疑問なわけではないと? じゃ、どこなんじゃ? というより、さっきからワシに問いかけてきているヤツは誰じゃ?



――なんでわざわざ英語で言うの?――



 クッ、頭の中で質問が響く……。にしても、なんて野暮な質問なんじゃ!?

 ……そんなのどうでもいいじゃろう。細かいことは気にするでない!!

 このセリフは……口調的にも……誰じゃ!? 予想がつかん!! お前は一体誰なんじゃ!?


 おかしいな、こんなにも野暮な質問をするやつ、いたかいのう? ハッ、まさか新しいやつか!?


 ワシが気づくと同時に、次は冷静な声が応えてくる。やはり、ワシの頭に響いてくる。本当にしんどいんじゃがのう……。



――当たり。コイツは新たなキャラクターだよ。源蔵がねだってばっかりだったアイツを追い出したから、その隙間を埋めるように新たに出てきたらしいな。――



 そうか……、また新しいヤツがのう……、ハァ、ゆっくりしたくとも、色んなキャラがいるおかげで、ワシはゆっくりできん。ハッキリ言うと、老体にはきつすぎるんじゃがのう……。


 まぁよい。次のターゲットが来るまで、できるだけたくさんのキャラクターストーンを作っておくか。香織のヤツは、初めて作ったということもあって、3ヶ月もかかったが、次は……、まぁ一週間ぐらいで出来るじゃろう。



『――――――!!!!』


 ん? なんだか向こうで誰かが叫んでいるな……。よし! 次のターゲットに決定じゃ!!!



 そしてワシは、自室から出て、家の外へと飛び出していった。



 

次回は、関西弁の兄ちゃんです!!

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