~鬼さんをよぼうと思います~
ちょっとした息抜きにどうぞ。
つっこみどころ満載ですが、そこは大目によって見てください。
眠たいのに、弟が邪魔をして眠れないので鬼さんを呼ぼうと思います。
「もしもし、鬼さんですか?」
鬼さんに電話しました。
「はい、はい。弟が寝て行かなくて困っているので来てください!はい、はい。わかりました。待っています」
鬼さんはすぐに行く、と答えてくれました。
「鬼さんすぐに来るって」
鬼さんは今から山を下りて町に出るそうです。
そこから飛行機に乗って、新幹線に乗って、電車に乗って、近鉄電車に乗って、車に乗って、タクシーに乗って、バスに乗って、自転車に乗って、歩いて来てくれるよ。
すぐに着くからね!早く寝なさい!
って言っているのに弟は寝てくれない。
どうしてかな?
うーん、こっちの方が早く眠たくなっちゃった。
お休みなさい。
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翌朝
「起きない子は誰だ」
目を覚ました時に目の前にいたのは鬼さんでした。
怖いよぅ…母ちゃんどこー?!
でも、なんで呼んだ方が怒られてるんだろう…
すぐ来てくれるんじゃなかったの?
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このお話は全て節分前日の子供(3歳10ヶ月)の言動です。
弟(1歳5ヶ月)が寝ていく時間になっても寝ていかず髪を引っ張り乗っかかりしていて怒り出した姉は鬼に電話しましたとさ。
節分にのって面白かったので物語風に書いてみました。
交通手段と「」の言葉は子供のせりふママです。
次のページで母(作者)のツッコミ版を載せてます。
三歳児の発想は自由で楽しいです。
絵心があれば言った本人に紙芝居風に描いて見せたくなりました。