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資料集めに異世界へ

作者: 末期

ちょっとした小旅行

ある青年が小説のネタになるようなネタを、

図書館やネットを探しまくって異世界ってどんな世界なんだろうと妄想しまくっていた。


いわゆる中二病だ。思春期によくある幻想を夢見る少年だ。


しかし彼は確かに他のそれより異常だった。

死に急ぐような、鬼気迫る形相であらゆる場所で資料を探しまくっていた。


頭が割れるように痛い。眼が霞む。青年は持っている大量の薬を飲んだ。


それに加え疲労が重なり、彼は倒れてしまった。




ーーー気づいたら自分の部屋のPCの前だった。


その日も彼は資料探しに出かけた。

しかしどこかおかしい気がした。歩いてる人々はみんなコスプレみたいな格好していた。

勇者のような格好。宇宙服。魔法使い。みんなそんな格好だった


空には箒に乗った魔法使い。ワープする宇宙船。ごちゃごちゃだった。


青年は歓喜した。


「俺はとうとう異世界に来たんだ!」


浮かれて近くにいた魔法使いのお姉さんに話しかけようとした。

が、スルーされた。

いろんな人に話しかけてみたが全員にスルーされた。


誰からも青年が見えていないようだった。


流石に不安に思った彼は一旦家に帰った時つぶやいた。


「あっ、これは俺の幻覚だったんだな」


持ってる薬を全部飲んだ。




彼は所謂、精神病だった。


みんなからキチ○イと呼ばれていた。


頭がクラクラし、世界が歪んでいた。彼は再び倒れた。




―――気づいたら目の前に身をぼえのない建物が立っていた。お城のような建物に

大正時代と現代のビル群が混ざってるような街並みが目の前に広がっていた。


最初はまた幻覚だと思った。あんだけ薬を飲んだのだ。普通なはずがない。


しかし確かに意識はあるし、体も動く。

明らかにおかしいのは眼に映るもの全てが白黒だった。人や建物すべてが白黒だった。


彼は今度こそ異世界に来てしまったと本気で思った。


主人公は常に異世界を妄想してたから本当の異世界の姿が見えたんだと思い歓喜していた。

日々妄想してた甲斐があったというものだ。



彼はそのあと、あの手この手で巡りまわって資料探し回った。

そして興味本位から自分の世界と異世界の分岐点を探すことにした。


それであることに気づいた。


この世界には昔、話題になった物ばかりが沢山あった。

ここは人々が夢見る幻想がごちゃごちゃになっている場所で

もしかしてここは昔人が夢見てきて忘れ去られて来たものが流れ着いた場所なんじゃないないかと。




その時、ふたりの少年と少女の調律者と名乗る者が現れた。



二人は一人づつ語りだした。

彼、彼女が言うには、ここにはたまに外の人が来るという。



この世界は幸せを感じられるから、長居をしてしまう人が多いらしい。



しかし、無意識に迷い込んでしまうと現実と異世界が混同してしまい

おかしくなる人が居るため、混乱させないように

幻術で現実世界と錯覚させて、ゆっくりと元の世界に戻す方法がなされていると彼は語った。



あなたは知りすぎたと言われて

元の世界に戻らされそうになるが、もうひとりの少女に止められる。


「知りすぎた代償に、あなたのことや外の世界のことを教えて欲しい」と言われる。 


男は自分が知ってる限り自分のいる世界を話した



女の子はそれに満足して男は元の世界に帰った方がいいと告げ、



「あなたは自力で【この世界】に来た。外の世界とここは全然違う。

 あなたは【この世界】に、今はふさわしくない」と言われる。



ここは全て幻の世界 青年がこの世界にいるのには余りにも「人」ではなかった。


しかし、この世界に来れたのは彼には夢中になるものがあったからだ。 


青年は反論しようとしたが・・・




「あなたみたいな夢見る人がいなくなりませんように」




ーー-男は気がついたらPCから飛び起きた


「また夢だったか・・・」と思ったとき手元には確かに異世界の資料があった 



資料の最後にこう書いていた。


そこには、



「もしまた会う時は、貴方が 人足り得た時 またいらっしゃい」と書いていた




異世界は本当にあった。あの世界は人の夢や幻想で出来ていた。

だから「人間でなかった」青年は拒絶された。


もしかしたら人の夢が異世界の道になっていたのかもしれないと彼は思った。


「なんだもっと簡単に異世界に行く方法があったんだな」と青年は気づいた。



青年は「これから、楽しみだなぁ」とつぶやいた。



それから彼は薬を飲むのをやめた。



もう偽物の世界はいらないから。



異世界に行けることを夢見、そしてそれを糧に夢を叶えよう。



「さぁ、今度は何を土産話にしようかな」



そんなことを想いながら、彼は筆を走らせた。



勢いで書きました。よろしくお願いします。

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