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悪夢
ー少女はうなされていましたー
「やめてっ!!」
『うるさい!!お前さえいなければ私は幸せになれる!!お前が邪魔なんだ!!』
ネコは、更に力を強くしてウサギの首を締めました。
「友達、、でしょ、、う、、?」
『っ!!』
ネコは、更に強く首を締めました。
『うるさい!!お前なんか!お前、、なんか、、、ッ。!!?』
ネコの目から涙が落ちました。
その瞬間、ウサギが笑いました。
かすかに口を開き。
「私たち、友達でしょう?」
ウサギはネコの首を思いっきり締めました。
ネコは思いました。
ーウサギには勝てないんだー
と。
ネコは、涙で歪んだウサギに静かに微笑みました。
『さよう、、、』
ネコがそう、言いかけたとき
少女は目を覚ましました。
少女の体は
地獄からの解放であり、天国からの追放のようでした。