表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋に不器用なケモミミBL♂溺愛イケ甘ダリ黒豹×恋愛難美人バーテン雪豹『ロドンのキセキ◆瑠璃のケエス◆輝石ノ箱ヨリ◆芽吹』全21話  作者: 偲 醇壱
◆ LemonJuice ◆

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/98

Drop.016『 LemonJuice〈Ⅲ〉』【5】

 琥珀色の海は、氷と共に、グラスの中に美しいグラデーションを描き始める。

 それを一口味わえば、彼らが織り成す最高の味わいが、その舌を満たす。

 そのように、グラスの中に、琥珀色と氷のみを注げば、その飲み方らしい味わいを楽しむ事が出来る。

 そして、さらに多彩な材料を適量ずつ注ぎ入れ、適した方法で仕上げれば、様々な味わいのカクテルたちで、その舌を満たす事もできる。

 しかし、そんなカクテルたちが、最高の味わいを成すには、まず、それぞれがひとつのグラスの中に集わなければ始まらない。

 つまり、憶測だけを並べても、最高のカクテルなど、ひとつも生まれないのだ。

 こうすれば美味くなるだろうか――。

 こうすれば、あの人が喜んでくれる味わいになるだろうか――。

 そんな憶測だけを並べても、最高のカクテルが、そこに現れる事はない。

 つまり、どれほどに最高級の材料を揃えたとしても、同じグラスに入るまでは、彼らがどのような味を成すかは、分からないのだ。

 どうすれば最高の味を成せるか――。

 それを知るには、まず、――互いが同じグラスに入らなければ、始まらない。

 そして、それと同じく、人と人も、憶測だけを繰るのでは、互いの事など、何も分かりはしない。

 憶測だけを繰るのでは、その関係は、一歩たりとも前に進みはしないのだ。

 すべては、その心を互いに晒し合い、ひとつのグラスの中で向かい合った時にこそ、本当の始まりを迎えられるのだ。

 

 

 

 

 

Next → Drop.017『 Shake〈Ⅰ〉』

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ