表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋に不器用なケモミミBL♂溺愛イケ甘ダリ黒豹×恋愛難美人バーテン雪豹『ロドンのキセキ◆瑠璃のケエス◆輝石ノ箱ヨリ◆芽吹』連載中  作者: 偲 醇壱
◆ LemonJuice ◆

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/75

Drop.014『 LemonJuice〈Ⅰ〉』【5】

「アナタ。こないだ裏口にいた時。――“あの時”よりも酷い顔してたのよ」

「え……、そんなに……でしたか……」

「そうよ」

 法雨は、ゆっくりと頷いた。

「――だから、妙に心配なのよ。――ねぇ、桔流君。アナタ、結構前に、“あの事”はもうふっきれたって言ってくれたけど、――本当は、まだ忘れられてないんじゃないの……?」

 真っ直ぐに向けられた法雨の双眸に射られ、桔流はその瞳を揺らがせる。

 その時。

 桔流の前に置かれたグラスの中で、バランスを崩した氷がからんと音を立て、アルコールの海に沈んだ。

 桔流は、その音につられ、ふとテーブル上のグラスを見た。

 そのグラスには、赤みを帯びた琥珀(こはく)色の海があった。

 その海の色を、桔流は懐かしく感じた。

 確か“あの時”も――、空は、こんな色をしていた。

 かつて、心から想った愛しい人との、最期のひと時を過ごした、“あの時”の夕暮れ――。

 それは、桔流が、大学生としての日々を過ごしていた際の事であった――。

 

 

 

 

 

Next → Drop.015『 LemonJuice〈Ⅱ〉』

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ