表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋に不器用なケモミミBL♂溺愛イケ甘ダリ黒豹×恋愛難美人バーテン雪豹『ロドンのキセキ◆瑠璃のケエス◆輝石ノ箱ヨリ◆芽吹』連載中  作者: 偲 醇壱
◆ Stir ◆

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/50

Drop.009『 Stir〈Ⅱ〉』【5】

 花厳は、冷蔵庫から取り出したミネラルウォーターをグラスに注ぐ。

 その中、花厳は、先ほどの桔流の言葉を反芻する。

(“気が抜けるから”――か……。――それ。どういう意味なんだろうね。桔流君)

 花厳は、きんと冷えた水がグラスで躍るのを眺めながら、しばし目を細めた。

 その後。

「――気持ち悪くない? 大丈夫?」

 桔流の元へと戻った花厳は、グラスを手渡しながら、再び桔流を案じた。

 すると、桔流はゆるりと頷き、言った。

「はい……。だいじょぶです……。――どっちかっていうと……きもちいかんじ、なので……」

「――……そうか。――それなら、良かったよ」

 そんな桔流が、いつもよりも酷く無防備なため、花厳は、桔流から返ってくる言葉を良いように曲解してしまいそうになる脳を窘めた。

 そして、そんな自身を改めて律すると、特に何を意識するでもなく、純粋な心遣いから桔流に言った。

「桔流君。――横になった方が楽だったら、ベッド使ってくれてもいいからね」

 すると、桔流は、ほぼ閉じかけていた瞳をふと開き直すと、

「ふふ」

 と笑い、隣に寄り添う花厳を見上げた。

 

 

 

 

 

Next → Drop.010『 Stir〈Ⅲ〉』

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ