おれ、ホストになる
次男氏は私そっくりの顔と本質です。
本人は否定してますが
女性は女性であるために
毎月、月のリズムの都合で
体が栄養を欲する夜がある。
不思議なもので
3時間前に食べた夕飯が腹の中に消え
新たなハイカロリーな栄養を取らねば
イライラするという
本人にも他人にも
理不尽な奇行が起こる。
昨夜
私が夜中に近い時間に
栄養を取ろうとすると
次男が匂いを嗅ぎつけて
シャトレーゼのさつまいもパイを
シェアする事になった。
くっ!
私の栄養が・・・
ハイカロリーが
ただのカロリーになった(涙)
そんな時によく会話をするのだが
昨夜は就職に関する話をしていた。
要は、資格は頑張った証。
会社で資格が役に立たなくても
こいつは頑張れるやつだ!
と言う判断材料になる。
だから、高校生で取れる資格は
取れるだけ取るんだ!
支援は惜しまないぞ!
など、実に良い話をしていたのだ。
私って、いいママである。(自画自賛)
が、マイペースな言い間違い伯爵の次男氏。
この話を全て無にする爆弾発言をしてみせた。
「ママ、おれ、ホストになろうと思う」
え?
今、そんな話していたっけ?
接客業、学ぶのかな?
いや、接客学ぶためならいいけど?
待て、奴のペースに乗るな私!
次男氏のペースに流されそうだぞ!
しっかりするんだ!
なんで、
いきなりそっちに話が行くの?
それとも
学校が就職斡旋してくれるのか?
落ち着け。
次男氏は絶対、何も考えていない。
「次男氏よ。
ホストの仕事とはどんな仕事かな?」
ママは冷静に、次男氏に聞いてみた。
「女の子とキャピキャピするお仕事」
ほうほう、一般的なイメージですね。
「何で知ったの?」
「YouTube」
はいはい、ですよね〜〜〜。
では私が真実を語ろう!。
「最近、ママがハマった
”地面師たち”と言うドラマでは
おばさま方とキャピキャピするんだよ」
「え?若いお姉ちゃんだろ!」
「お金持っているのは
若い姉ちゃんよりおばさま方。」
「そうなの?」
「次男氏よ。
夏にばあばに
”ばあばと1回キスしたら50万円あげる”
と言われたろ。
あれですぐキスするのがホストのお仕事」
「おれ、無理」
次男氏。
速攻で拒否。
「でも、オレ、ホストに行きたいんだ」
ん?諦めないな。
「オレ、お金自分で稼ぐから!」
ホストでか?
今、私と会話が噛み合ってない
次男氏がホストとして稼げるのか?
大丈夫なのか?
「ホストを体験したいんだ!」
ダメだ。
興味が湧き過ぎている。
マジでこいつ行くかもしれん!
止まらない好奇心の塊でもある次男氏だから。
そう、思った時
「ちゃんと社会人になって
稼いだお金で支払いするから!」
ん?
んん?
次男氏、まさかお前・・・
「お客としてホスト体験したいのかな?」
と聞いてみたら
「そうだよ!ちゃんと初回払うよ!」
そっちなの!
体験したいって!
仕事として体験したいのではなく
ホストのお客様を体験したいってこと?
え?
生粋の女好きだと思ったけど
男性もイケるの、次男氏よ!
なんて恋愛対象が広いんだベイビー♡
ママ、違う意味で夢広がっちゃうよ♡
確かに小さい頃からママは
「息子たちが愛した人は受け入れるから
彼氏でも彼女でも、どんな人でも!」
そう言っていた!
もしや、広がっちゃった(笑)
え〜〜♪
なら
「ホストのお客を体験しに行くなら
ママも一緒に行く!」
だってホストは行った事ないから!
「なんで、ママと行くんだよ!
保護者と一緒なんておかしいだろ!」
そこはおかしいと思うんだ。
でも、ママは
ママと次男氏でホストに行く。
いい夢じゃん♪
次男氏のおかげで
私の夢も広がったわ♡
この後、
どうせなら
キャバクラも一緒に体験しないか?と言う話も
提案してみたママでした。