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赤ちゃんの視力

しゃべるより早く

タイプの女性を見抜いていた長男氏のお話し。

赤ちゃんはどれくらいで

人の顔をハッキリと見分けるのだろうか?


親など、

身近な人はすぐに

声なども合わせて

覚えてるだろう。


だが、他人は?

すれ違う人を

同じ制服を着たお姉さんなどを

一人一人

違う人物だと認識するのは

何ヶ月からだろう?


長男氏が生後5ヶ月が経った頃

ショッピングモールで

長男氏を

赤ちゃん用のカートに乗せて歩いていたら

長男氏が時々

キョロキュロしているようになった。


その時は景色を楽しんでいるのかな?

と思っていた。


だが、何となく違う気がしてきた。


気のせいだと思いたいのだが、

年齢が

15歳から30歳までの女性に

反応しているような気がするのだ。


ショッピングモールで

ランチをするために入ったお店で、

なぜか向かいの席に座った

女性のグループに向けて

ものすごい笑顔振りまいていたりする。


明らかに

すげえ可愛らしい笑顔を

母である私に向けずに

周りにまいている時、

母より若い年齢を見ているような気がして

しょうがないのだ。


当然、周りの女性からは

「あの赤ちゃん可愛い♡」

と言う声が聞こえる。


だが、

明らかにそれすらも理解して

行動しているような気がしてしまう。


そして

そんな長男氏の態度に

モヤモヤすること、2ヶ月。


ついに決定的なことが起きた。


あれは当時、

同居していた義理の母が

長男氏より1歳年上の姪っ子を

預かっていた時、


「買い物に行きたい」からと

車を出してほしいと頼まれ

一緒にショッピングモールに行ったときの事。


車の中で笑い話として、


「長男氏って、

 多分若い女の子に見分けてるんですよね」


「まだ1歳にもならない子が、

 そんなことするわけないじゃん」


と言う会話をしていた。


ショッピングモールについてから

前向きに設置されている

赤ちゃん用カート2台に2人を乗せ、

通路を歩いていた時だった。


向かい側から制服を着た女子高生が歩いてきた。


その女子高生は

遠目でもわかる位

すらりとした体型で目鼻立ちがはっきりしており、

制服の上からもわかるほどに

スタイル抜群の女の子だった。


私が押しているカートには長男氏がおり、

ものすごく熱心に前方を見ていた。


横から顔を覗いて

視線の先を追うと

その女子高生を見ていた。


この時

長男氏生後7ヶ月。


15メートルほど先にいた女子高生を

きっちり目で捉えていたのだ。


義理の母は、

私が明らかに怪しい動きをしたものだから、

一緒に止まって様子を見ていた。


長南氏の横顔を見て確認した私が、

義理の母に向かって

視線で女子高生の方向を見ると


最初は???の表情をしていたが、

車の中での会話を思い出して

あ!!と

言う顔し、

改めて女子校生を見た。


女子高生はこちらを見ておらず、

ガラケーを触りながら私たちの横を通り過ぎて行った。


長男氏は

近づけば近づくほどしっかり

女子高生を見ており、

自分の後ろ側に女子高生が進んでいくと、


体をよじらせて

女子高生をじっくりずっと見ていた。


こいつ、根っからの女好きだわ!


と母親である。

私が実感し、

義理の母が大爆笑していた。


それくらいはっきりとしていたのだ。


そしてすぐにまた前方を見ると、

同じ制服を着た女子高生がまたもや歩いてきた。


ただし、

この女子高生が遠目からもわかるほどに

少しぽっちゃりだった。


ただし、同じ制服である。


私と義理の母は、

長男氏の様子を伺った。


長男氏、ぽっちゃりの女子高生一瞥もしなかった。


ちらっとも見ないのだ。

完全スルー。


こいつ、好みもはっきりしてる。


そうか、

生後7ヶ月で、

長男師は自我をしっかりと思っており、

なおかつ、

理想の女性像も

この時に既に持っているようだ。


その後、

義理の母と私は買い物しながら

大爆笑していた。


もちろん

その間も長男氏は、

どう見ても、

好みの女性を探している

おっさんのような表情をしていた。


男ってさぁ、

乳幼児の頃から女性のタイプとか

体型とか自分の好みに合うのとか

区別してんのできてるの?


男の子としてそれは普通のことなのか?


母としてかなりびびった出来事であった。


あれから長男氏は成長し、

現在は社会人として働いている。


まだ、今まで1度も彼女ができたことがない。


それは己の理想が

赤ちゃんの頃から高すぎるせいなのか、

いまだに彼女はできたことがない。


別に慌てることでもないし、

大して気にもしていない。


ただ今ものすごく興味があるのが、

あの女性を好みの女性を見抜く

審美眼が家系なのかなと思ってしまう部分もある。


もしも

長男氏に息子が生まれたら

私はその子を連れてショッピングモールへ行き、

女子高生とすれ違う合わせ、

確認するかもしれない。


ちょっと楽しい遺伝に期待をしているこの頃である。

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