薬局でエルメス購入してくる次男氏
事の発端は私の生理痛だった。
予定通りに来たが
予想外だったのが
今まで使っていた痛み止めが効かなくなった事。
お腹の中が
捻じてれいるように感じる痛みに
じっと耐えるなんて出来ない。
何もしていないのに痛い。
普通に歩いただけで
痛みが倍増しかねない。
立っていると
自然と姿勢は腰が引けるし
何かにつかまっていたい。
これに貧血の症状も出てくるし
やってらんない。
痛みだけでも楽にしたい。
どうせ貧血のクラクラは止まらない。
たまたま、次男氏が自宅にいる時間だった。
そこで次男氏に生理が来たことと
薬を買ってきて欲しいと伝えた。
次男氏は私が生理痛に
苦しんでいることは知っている。
ときおり、吐いたりしてるし
真っ青な顔で寝込んでいる姿を見ていたから。
次男氏には
「お菓子も買ってきていいよ」
と伝えた。
何事もタダ働きは良くない。
自転車で片道5分の薬局に急ぎで行ってもらう。
この間に、痛みがさらにひどくなった場合に備え
旦那ちゃんを召喚。
晩御飯の指示。
お客様の確認に各種連絡事項。
と言っても
旦那ちゃんも慣れているので
「早く横になりなさい」
と言ってくれる。
遠慮なく横になろうとしたら
次男氏が帰宅。
そして、頼んだ痛み止めを渡してくれた。
一言添えて。
「はい、ママ。
エルメス買ってきたよ!」
自信満々で褒めて欲しそうに
満面の笑顔で次男氏は言った。
おおう〜?
私、痛み止めで
エルメスのバックか何か頼んだ?
薬局で?
痛みに効果あるん?
いやいや!!
私が頼んだのは
『エル○イン』という
生理痛用の痛み止め。
そもそも
その辺の薬局で
エルメスは取り扱ってないはず。
「次男氏、これエルメスじゃない・・・」
「え?私、間違えた?」
「エルメスはバックだもん」
「え?これ薬だよ!」
「私が頼んだのは
『エル○イン』
エルメスって単語は
ブランドバックのメーカーの名前だよ」
エルメスのバーキンを次男氏が差し出したら
生理痛は治っただろうか?
いや、きっと
痛いまま、貰うけど
私が望む痛みは治らないよね。
次男氏に分かるように
パッケージを見せる。
白い箱にピンクの字で
『エル○イン』と書いてある。
「ママ、物は合ってるからいいじゃん!」
いや、いいんだけど。
次男氏よ。
これって、小学5年の時の
ココアをミルクティーと間違えていたのと
一緒じゃないか!
成長・・・
していないのですか・・・?
妙な絶望感が私を襲う。
生理の貧血なのか
成長していないことを実感したショックなのか
血の気が引いて
青ざめていく私。
「とりあえず、薬飲んで寝よう!」
なんんで深刻ムードになっているのか
わけがわからない旦那ちゃん。
しかも、割と
今はどうでも良い!
後から冷静になれば分かることだけど。
なんでそんなに深刻になったのか?
生理痛のせいだよ。
痛みは冷静な判断能力を狂わせる。
私は旦那ちゃんに支えられ
薬を飲んで
ベットに横になった。
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痛みがお落ち着き
冷静に慣れば
次男氏のいつもの言い間違いだと気づく。
だけど
なんで見事な言い間違いをする天才なんだと思ってしまう。
これを理由にして
次男氏が働きに出た時
プレゼントでエルメスをねだろうと思う私です。




