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次男氏と母

なんで、そうなった?

次男氏のお話し。

次男氏と私は

そっくりである。


顔も身長も考え方も

そっくりである。


特に

猫達を次男氏が溺愛している時

私はこんなに変わるのか?

気持ち悪いなぁ〜と自分で思ってしまう。


だが、私は物事は良いように

捉えるべきと考え


「次男氏は

 ママが大好きだから

 ママにそっくりなんだね!

 もう、最高のマザコンだね!」


と言い聞かせている。


次男氏は全力で否定しているが。


だが、次男氏は私より

かなりの天然さんでもある。


現在の家に引っ越した時

歩いて3分くらいのところに

自販機があることに気づいた。


普通の自販機である。


私には何でもないことだが、

最近のお子様方は

自販機を使うことが少ない。


次男氏も

使ってみたい気持ちが膨らみ

学校から帰ると

たまに自販機のジュースをねだるようになった。


我が家は滅多にジュースは飲まない。

基本お茶などがメインだ。


1週間に1回くらい

自販機ジュースを買うくらい

良いかと思っていた。


寒さを感じるようになった

ある日の夕方

学校から帰ってきた次男氏が


「寒いから温かい()()()が飲みたい」


と言って

旦那ちゃんからお金をもらい

自販機に()()()を買いに行った。


接客中だった私は

少ししてからその話を聞いた。


旦那ちゃんに


「お金ありがとう。

 次男氏は帰ってきた?」


「今、リビングで飲んでるよ。」


すぐそことはいえ

ちゃんと帰ってきた事を確認してると

旦那ちゃんが笑いながら


「次男氏さ、

 『()()()って美味しいね』

 って言いながら

 ()()()()()()飲んでるけどさ」


はい?

()()()って

別名()()()()()()だったかしら?


いやいや

()()()()()()()()()

飲みやすくしたもの


()()()()()()

()()()()()()で煮出して

甘くした飲み物だよ!


え?!

それより

容器に()()()とか

()()()()()()とか

書いてあるよね!


まさか・・・


アリエル!

ありえるよ!次男氏なら!


私はリビングで


美味しく飲んでいる様子の

次男氏のところに行く。


そして

無言で容器を見つめた。


『ロイヤル・ミルクティー』


白い背景に

青い文字で書いてあった。


まじか・・・。


「ママ、どうしたの?

 ()()()飲みたいの?」


一瞬、聞き間違いかと思いたい。


今、()()()と言ったよね。


「いや、飲みたくはないだけど

 ・・・。次男氏よ

 何飲んでるの?」


確認はしよう。

次男氏を信じよう。

何か不毛な感じがするが

確認は大事だ。


()()()だよ!

 寒い日にはやっぱり()()()だよね!」


()()()って言ったー!

聞き間違いじゃなっかったー!


もうここまできたら

次男氏の勘違いが可愛いものに見えてくる。

これは私の感覚が狂ったのか?

親バカフェイルターなのか?



「次男氏よ。今何年生かな?」


「今?5年生だよ?』


うん、漢字を宿題で書いてるよね〜。


「カタカナって、読めるよね?」


「読めるに決まってるじゃん!」


ですよね〜。


「あのさ、

 今飲んでる容器に

 なんて書いてあるかな?」


明らかに次男氏は

不思議なものを見るように

私を見てくる。


いや、その視線は

私がするもんだろ!


「何ってるの?

 ()()()・・・?

 ミルクティー?」


「それって、

 ()()()()()()て書いてるよね?」


次男氏はマジマジと容器を見ると


「ママ!色が近いし

 まぁ、良いじゃん!

 美味しいし!」


・・・うん。

誰にも、何にも害はない。


私の中で

何かの狭脱感はあるが

きっと些細なことだ。


「まぁ、美味しく飲みたまえ」


それだけ言って

私は旦那ちゃんのところに戻った。


()()()()()()()()()()()()ので

 間違えたそうです」


そう伝えると


「さすが次男氏。

 細かいことは気にしないな」


おん、そうだね。

小学5年であのボケは

私はなかったはずだ。


心の中で葛藤する。


次男氏と私は似ている。

でも、私は字くらいは読んでいたと思う。


そう、心で呟いた。


「さすが、母ちゃんの次男氏!

 そっくりだね!」


せっかく次男氏と私は違うと

自分に言い聞かせているのに

余計なこと言うなよ!


と、旦那ちゃんに

心の中で怒鳴っていた。


ああ、教えてないのに

私の黒歴史を似たような事をしてくる

次男氏を見て

親子の絆を深く感じた出来事だった。

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