こだわりは遺伝する
私の幼少期
クセのある子供だったと思う。
5歳か6歳で
1人で近所の山に登ったり
近所に流れている川の上流にある
砂防ダムに
野生の山羊が出るから
1人で見に行ったり
雨の日に
濡れながら遊んだり
親となって改めて
小さい頃の自分の行動を思い返し
長男氏や次男氏がやったら
血相変えることを
かなりやっていた。
当時はおおらかな昭和。
死ななきゃ誰も気にしなかった時代。
そんな私は
2歳くらいから
梅干しが大好きな子供だった。
梅干しを買っておくと
1パック食べ尽くしてしまうほど。
その食べっぷりを見ていた
従姉妹のお姉さん達に
大人になってから話してもらったことがある。
”梅狂い”と言われていたらしい。
食べっぷりを見ていた
お姉さん達は私の母に
「いいの?」
と聞くと
「もう、諦めた。」
と疲れたように言われたらしい。
だからなのか
小さい頃、我が家の梅干しは
隠されていることが多かった。
梅干し隠さなければいけないくらいって
どんな子だよ!と
自分のことなのに思ったものだ。
そして、これは遺伝らしい。
それに気づいたのは
次男氏がある食品に
2歳くらいから異常に執着したからだ。
次男氏の場合は
高級食品だったため
自宅に常備するものではなかったが
その執着と審美眼には驚いたのもだ。
次男氏が執着したのは
”いくら”だった。
お寿司屋さんに行くと
必ず”いくら”を好んで食べた。
そこで、次男氏の3歳の誕生日会に
”いくら”をたくさん用意することにした。
ただ、予算の関係もあり
魚屋さんで
定価の”いくら”と
半額の”いくら”と
100均寿司の”いくら”と
ちょっと高級な”いくら”を用意した。
そして
次男氏の前にたくさんの”いくら”を用意したのだ。
次男氏はそれはそれは喜んだ。
いつもはちょこっとしか食べれない
”いくら”がたくさんある。
明らかに目が、キラキラしていた。
で、そんな子供に
大人は少し、ずるいことを考える。
次男氏の前には
次男氏に近い順に
半額の”いくら”
100均寿司の”いくら”
高級寿司の”いくら”
定価の”いくら”の順に並べたのだ。
ちなみに
そのときいた他の子供も大人も
そんな”いくら”は好きじゃない人達。
だからこれでもかって次男氏の前に並べた。
いざ、食べようとしたとき
2歳の次男氏は
「あっちの”いくら”食べる!」
と指名してきた。
そう、定価”いくら”である。
見てすぐに皿とかで判別しないように
半額の”いくら”と同じ皿に盛り付けたのに
次男氏は見抜いた。
半額と定価を。
しかも、寿司にも同じ対応したのに
寿司のも見抜いた。
どうやら、好物は母と同じく
こだわり過ぎてあっさり見抜くようだ。
うそやろ!と心で呟きながら
「手前から順番に食べるものよ!」と
次男氏に言い聞かせたら
素直な次男氏は
手前から全ての”いくら”を
残さず食べたのだ。
2歳児が。
どんだけ”いくら”好きだったのだろう。
現在は”いくら”は卒業し
”マグロ”になっている。
だから、なんで
高級ネタやねん。
と、今日も買い物中に
旦那ちゃんと次男氏が
大好物の”マグロ”を見ながら
2人の笑顔を思い浮かべ
買い物カゴに入れてしまう
甘い私であった。
ちなみに
私は今も梅干しが好き。
けど!
どうしても
カルディの”はちみつ梅”しか
受け付けないこだわりを見せている。
”こだわり”が遺伝するのは
面白いな♪




