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【連載版】侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました  作者: 下菊みこと


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お友達にお土産配り

今日は世界一周旅行から帰ってきて、初めてロックくんとフレデリークくん、アルヴィアちゃんの三人と会うことになった。


「ロックくん!フレデリークくんもアルヴィアちゃんもお久しぶり!」


「お久しぶりです、アニエス様。アルヴィア様、フレデリーク様もお久しぶりです」


「久しぶりだね、アニエスちゃんに会えて嬉しいな!ロックくんも元気そうだね」


「お久しぶり、二人とも。でも、急に世界一周旅行に行ったって聞いてびっくりしたよ。どうしたの?」


「家族の仲をもっと深めたいって私がわがままを言ったら叶えてくれたの!」


私の嘘なのだが、三人は微笑ましそうな表情。


「よかったね、アニエスちゃん」


「楽しかった?」


「うん、凄く楽しかった!お土産もあるよ!」


「お土産ですか」


「うん!はいこれ扇子!あと風鈴!」


三人とも特に風鈴の方を珍しそうに覗き込む。


「これが風鈴?なにに使うの?」


「夏に風の当たるところに吊り下げる鈴だよ!。風に当たると音が鳴るんだ。ほら」


「わ、本当だ」


「極東の島国ではこれを夏場に飾ってね、音で涼を感じるんだよ」


「音で涼を感じる…なるほど、興味深いですね」


ロックくんが興味を惹かれたようで目をキラキラさせる。


ああ、相変わらずイケメンだなぁ。


好き。


「扇子もねぇ、極東の島国のオリジナリティー溢れる柄だよ」


「ふむ。…おや、確かにこれはいいね。渋いというか…趣があると言えばいいのかな」


「これお山?」


「この島国を代表する高い山だって。実は火山らしいよ」


「へえ、火山…」


今度はフレデリークくんが興味深そうに扇子を眺める。


「アルヴィアちゃんには特別にこれもあげる!」


「え、これかんざし?くれるの?」


「うん、可愛いからアルヴィアちゃんに似合うと思って!」


「アニエスちゃんありがとう!」


かんざしをもらったアルヴィアちゃんは嬉しそうに笑って、かんざしを早速つけてくれた。


「アニエスちゃん、似合う?」


「とっても似合うよ!」


「わーい!」


本当に喜んでくれるので私も嬉しくなる。


お土産に配りはこうして、無事喜んでもらえて成功に終わった。


「じゃあお茶にしようか」


「うん、行こう」


中庭に行ってお茶会をする。


今日のお茶会は特別だ。


「今日のお茶は緑茶だよー!」


「緑茶?」


「極東の島国のお茶だよ!お茶を発酵させないんだって!すっきりした味だよ!」


「へー!」


「お菓子も和菓子ってやつだよ!これは八つ橋、これはわらび餅、これはどら焼き!」


色々なお茶菓子を魔法で保存して持ち帰ってきた。


三人と持ち帰ってきたお菓子を食べると、とてもとても美味しく感じた。

高評価、ブックマークなどありがとうございます!とても励みになります!完結まで頑張っていきますので、楽しんでお付き合いいただければ幸いです!

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