新しいお友達とイチャイチャする
アルヴィアちゃんとフレデリーク君はとても素敵な良い子だ。
仲良くしてくれるアルヴィアちゃんとフレデリーク君に、とっておきのものを見せてあげることにした。
「アルヴィアちゃん、フレデリーク君、見て見て!」
「わあ、可愛い!」
「これは…」
アルヴィアちゃんとフレデリーク君に見せたもの、それは…私の魔力で動く可愛らしいぬいぐるみ!
魔力をコントロールするのが得意になったから、こんなことも出来ちゃうのだ!
「アニエスちゃん、もう魔力を使いこなしてるんだね」
「ううん、覚えることがまだまだいっぱいだから全然だよ」
「謙遜する必要はないよ。ぼくは、とてもすごい技術だと思うよ」
「え?えへへ、ありがとう」
フレデリーク君に褒められて嬉しくなる。
「しかし、ぬいぐるみを動かす魔法とは可愛らしいね」
「可愛いアニエスちゃんにぴったりだね!」
「もー、褒めても何も出ないよー」
なんて言いつつ三人で笑い合う。
楽しいな。
「あ、アニエスちゃん!そういえば聞きたいことがあったの!」
「なあに?アルヴィアちゃん」
「その、侯爵様って家庭だとどんな感じなの?やっぱり厳しいの?」
「ううん、すごく優しいよ」
「ふふ、噂の侯爵様も娘の可愛さには負けるのか」
私の言葉にアルヴィアちゃんはちょっとびっくりしていて、フレデリーク君はなんだか微笑ましそう。
そしてアルヴィアちゃんは落ち着いてから口を開いた。
「そっかぁ、それなら安心だね」
「安心?」
「侯爵様は狂犬、なんて言われてるから…アニエスちゃんを大切にしてくれてなかったらどうしようって思ってて」
「大丈夫!かなり大事にしてもらってるよ」
「アニエスちゃんは侯爵様が大好きなんだね」
フレデリーク君にストレートに言われてちょっと照れる。
「えへへ…うん、大好きだよ!」
「ぼくもいつかアニエスちゃんにそう言ってもらいたいな」
「お、おれも!!!」
「ふふ、もう大大大好きだよ!」
ぎゅっとアルヴィアちゃんとフレデリーク君を抱きしめる。
けれど時間というのは楽しい時ほど早く過ぎるもので、気付けばアルヴィアちゃんとフレデリーク君の帰る時間になっていた。
「また来ていいかな」
「もちろん!」
「今度はケーキを作ってくるね!」
「うん、待ってるね!」
アルヴィアちゃんとフレデリーク君をお見送りする。
また会える日が楽しみだな。
次はロックくんも一緒に会えたらいいな。




