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【連載版】侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました  作者: 下菊みこと


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二日目の成果

特訓二日目。アリス先生とお外で始める。


「じゃあ、昨日と同じように手に魔力を集めてみようか」


「はい!」


昨日頑張って感覚を掴んだから、今日は魔力を手に集めるのはスムーズに出来る。


「うん、上手。じゃあ、集めた魔力を放出してみて」


「はい!」


魔力を放出するイメージをしてみれば、昨日と同じように手のひらからパッと綺麗な光が散った。


「よしよし。じゃあ、次は全身に魔力を巡らせてごらん」


「んー、はい。んんんんんん…」


まずは手に魔力を集めてみて、それをくるくる全身に回すイメージ。


最初は上手くいかなくて手のところで詰まってたけど、しばらくするとくるくるできるようになった。


「おおー。思ったよりはスムーズにいったね」


「そ、それは良かった?」


…本当に良かったのかな?


「じゃあ、次はもうちょっと出力あげて魔力を巡らせてごらん」


「ええ?」


「大丈夫、怖くないよ。僕がいるからね」


先生がそう言うので、もっといっぱいくるくるする。


さっきよりいっぱい出すだけなのでやってみれば意外と簡単。


「よし、いい感じだよ。感覚を忘れないでね」


「はーい」


「それじゃあ、次は最初より出力を下げて魔力を巡らせてごらん」


「最初より少なく?」


元々ほんの少しなのに、もっと少なくなんてできるかな。


「慣れだよ、慣れ。ほら、やってみて」


「うん…」


小さく、小さく魔力を巡らせてみる。


最初は途中で巡らせるのが途切れて魔力を散らしちゃったりしたけど、時間をかけてなんとか少ない魔力を全身に巡らせられるようになった。


「うん!上手だよ!あとは、今日は何回かこれを繰り返して魔力のコントロールを覚えよう。明日からはさらに次のステップに行くからね」


「順調?」


「思ったより順調だよ」


「わーい!」


特訓は、思ったよりは順調そうです。



















一日中魔力を小さくしたり大きくしたりして全身に巡らせて、魔力のコントロールを覚えた。


アリス先生はうんうんと笑顔で頷いてくれたので、そこまで出来が悪いわけではなさそう。


「よし、今日はここまで」


「はーい」


「うん、魔力のコントロールは思ったよりは早く身につきそうだね。第一関門は突破かな」


「やったー!」


「明日は魔力の放出も含めてコントロールを覚えるからね。頑張ろうね」


そう言ってアリス先生は笑顔で私の頭を撫でる。アリス先生はお顔がいいから笑顔がとても素敵。パパのクールな表情も好みドストライクだけど、これはこれで良い。


「…ふふ。嬉しそうだね?」


「え」


「魔力のコントロールを覚えるスピードは、優秀ではなくともなかなか悪くないみたいだしね。気持ちはわかるよ」


さらにニッコニコになるアリス先生。ヤバい、アリス先生のお顔を堪能しすぎて顔がにやけてたらしい。勘違いしてもらえてよかった。

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