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ある古都のおはなし①

彼の移動は今のところ、概ね順調であった。

道中にあった工場地帯跡で課題であった大きな太陽光パネルを調達することができ、自走車も故障することなく走っている。

しかし、概ねと言ったのには事情がある。道が整備されていないのだ。

人間文化が滅びてからはや数十年、それだけの時が経てば使われていないものは朽ちていくものである。

元々舗装されていたであろう道路と思わしきものは、今では草木によってヒビが入り、砂利とほぼ変わらないまでになってしまっていた。

そんな未舗装と変わらない道を少しずつ西に進んで行くと、ある平野に着いた。


そこには木造の建物が混在していた。

正確に言えば混在していた跡が見受けられた。

その中には、人間がいた頃には"神社"と呼ばれていた場所や、"寺院"と呼ばれていた場所が多く存在していた。

しかし、舗装路と同じく、大抵の神社仏閣は草木に覆われ、手入れをされなくなったあとの地震や、台風の影響で、倒壊してしまっていた。


グヤーシュは、ひとつの神社であったであろう場所の前で車を停めた。

彼には信仰心というものはない。

なぜなら、信仰というものを教えてくれる人間が、信じるべき神という概念が無かったのだ。

だが、信仰心が無くとも、神社であろうものが倒壊している場所にはなにか感じるものがあったのだ。


「これは酷いな…神社と言うものは書物でしか知らないが、神という存在を祀っていた場所だと言うことは知っている。たくさんの人間の思いが詰まっていても、時が経てば朽ちてしまうものなのだな。」


彼はこの建物たちに悲しみに似たものを感じた。

この時の彼には、この感情を具体的になんといえばいいのか分からなかったので細かく言い表すことはできなかった。

色々あって(コロナ罹患等)なかなか書けませんでしたが、出来に納得はできませんが途中まで投稿しようと思います。

もう少し一回を長くできるように頑張ります。

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