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詩集『曲解』第八部
詩集『曲解』
第八部
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パープルのショックに陥ろうとする、天界からの転回の調べにおいて。
ー知れたことだと、そこに或る、階段と怪談の、集合した曲解。
言葉は飢えている、ヘッドライト、古語への痛恨と、バラード、フレーズ。
―解体した戯曲における、今世紀のアルクアラウンド。
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知れた事実さ、明解な、冥界を巡る冒険記の大儀的倦怠も、去ることながら。
ーしかし、充満しているイロニーは、至って普遍的であるし。
そうだし、だらしない、かいらくおちの、今、夢から覚めて、全て夢。
ー現実らしい、救われたのか、いやしかし、此処は、ダンテの神曲の、地獄篇。